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海洋土木株式会社は魚礁・増殖礁の型枠リース会社です。

TEL. 03-6426-1024

〒142-0043 東京都品川区二葉2-11-5

調査事例 東北地方SURVEY

   東北地方 乱積み魚礁群内部に群れで蝟集するメバル

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青森県

岩崎地区 三沢地区1 小泊地区 車力地区1 三沢地区2 車力地区2 鯵ヶ沢地区
三沢地区3 三沢地区4 木野部地区  市浦地区  鯵ヶ沢地区2 木野部地区2

三沢地区5 下前地区

 青森県岩崎地区 並型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成3年
設置水深 24m
調査年月 平成4年8月

 この海域は、FP魚礁3.25型が単体設置されています。

 この調査では、マダイ、ブリ、アイナメ、ウマヅラハギなどの魚の蝟集が観察され、特にマダイが高密度で観察され、今後付着生物の増加に伴ない更に良い漁場となると思われます。

 マダイ  
ブリ ウマヅラハギ
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 青森県三沢地区 並型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成9年
設置水深 22m
調査年月 平成13年7月

 スキャニングソナーで確認されたFP魚礁は6基で、まとまって配置されていました。

 観察された魚類はアイナメ、カタクチイワシ、ウミタナゴ等で、魚礁の周辺・内部を遊泳していました。また、魚礁による潮のよどみにはプランクトンの定位が観察され、イワシ類の餌料になっていると考えられます。
 
また、近隣海域でのヒラメの水揚も多いことから、魚食性魚類の餌料提供の場としても有効に機能していると考えられ
ます。

 アイナメ  
カタクチイワシ ウミタナゴ
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 青森県小泊地区 広域型増殖場

沈設魚礁 FPスーパー850
造成年度 平成12年
設置水深 103〜105m
調査年月 平成14年5月

 FPスーパー850は8基が観察され、何れも安定した状態で設置されていました。

 観察された魚類のうち、クロソイは30〜35cmの比較的大型の
個体が多く、そのほかウスメバルやキツネメバル、エゾメバル、アイナメ、ホッケ、エゾイソアイナメなどが蝟集していました。

 比較的水深が深いため、付着生物の着生は遅いようですが、コケムシ類、カンザシゴカイ類等の着生が見られました。

 クロソイ  
ウスメバル・キツネメバル クロソイ
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 青森県車力地区 並型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
FP魚礁5.00型
造成年度 平成7・8・13年
設置水深 20〜24m
調査年月 平成14年8月

 調査は3魚礁群にて行いましたが、何れも魚礁は平積みで集中して設置されており、広がりのある棲息空間の提供ができている様子です。

 今回はマダイ、マアジ、ウスメバル幼魚等小型の魚類が多く観察されました。これらは魚礁に強い定着性を見せ、摂餌場、隠れ場として利用している様子が観察されました。
 また、これらの小型魚類を狙ってか、ブリ、ヒラメ等の魚食性魚類の蝟集も観察されました。

 ウスメバル  
マアジ ヒラメ
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 青森県三沢地区 広域漁場整備事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成13・14年
設置水深 21m
調査年月 平成15年9月

 FP魚礁は、30〜40mの範囲内に集中して設置されており、最高部で2段に積み上げられていました。

 蝟集魚類は、魚礁を定常的に棲息場としているアイナメやウミタナゴのほか、イシダイ、イシガキダイ等岩礁性の強い魚種が多い傾向にありました。
 また14,000尾にのぼるカタクチイワシが来遊し、魚礁設置によって平坦な砂の海域に回遊の拠点が形成されているようです。カタクチイワシは、季節によって回遊してくるブリや、ヒラメの餌料としても有効であると考えられ、年間を通して良好な漁場となることが期待されます。

 アイナメ  
カタクチイワシ イシガキダイ
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 青森県車力地区 並型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成7年
設置水深 22m
調査年月 平成16年8月

 この地区では平成14年度に調査を行っていますが、今回はROV調査と併せてダイバーによる坪狩りも実施しました。
 ブロックの表面には幾層にも亘ってイワガキが着生しており、採取したものを詳細に分析した結果、貝殻の隙間に魚類の餌料となる甲殻類やゴカイ類等が多数確認(餌料動物量2.57kg/u)されました。

 観察された魚類はマダイ、小型のマアジ、ブリ、イシダイ等で、ブリはマアジを追いかけ来遊している様子でした。また、これらの魚類は小型の個体が多く、成長する過程で魚礁群に依存した生活を送っているものと思われます。

 ブロックに付着したイワガキ  
マアジ ブリ
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 青森県鯵ヶ沢地区 広域漁場整備事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成13〜15年
設置水深 41m
調査年月 平成15年8月

 この魚礁漁場には、平成13年度から15年度にかけて計332個のFP魚礁3.25型が乱積みにて設置されています。
 魚礁は直径70m程度の円内にまとまって設置され、最高部で約3段の高まりを形成していました。

 魚礁周辺では、重量換算にして8.4t、約87,000尾にのぼるマアジの大量蝟集が観察され、「鰺ヶ沢」という地名にふさわしいものでした。またメバルの群れの定位、ブリ、ヒラメの蝟集など、経年が浅い割には良好な結果が得られました。今後、根付魚の定着をはじめ、蝟集魚類の更なる増加が期待されます。

 マアジ  
ヒラメ メバル・ウマヅラハギ
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 青森県三沢地区 広域漁場整備事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成13〜16年
設置水深 41m
調査年月 平成16年11月

 ここでは332基のFP魚礁3.25型を1群体として隣接した2群体が造成されています。

 観察された魚類は有用性の高い魚種が多く、ヒラメ、マアジ、アイナメ、クロソイ、キツネメバル、ババガレイ等、岩礁性魚類を中心に数多く見られました。また、それらは造成年度が古い魚礁群程多く蝟集する傾向でした。

 ブロックの経年変化によって、魚類の蝟集量に違いが見られたため、今後は付着生物の増加に伴い安定した生息環境が整ってゆくものと思われます。

 ババガレイ・アイナメ  
マアジ クロソイ・キツネメバル
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 青森県三沢地区 広域漁場整備事業

沈設魚礁 内枠カルベース付き
FP3.25型
造成年度 平成17〜18年
設置水深 40m
調査年月 平成19年11月

 乱積みにされた内枠タイプのカルベース付きFP魚礁は3段積み相当(高さ約10m)になっており、高さと複雑性を備えた魚礁群を形成していました。
 設置後の経年が浅いものの、マアジ、ヒラメ、クロソイ、ウスメバル等の有用魚類が多く観察されました。

 また、パネル表面にはキツネメバル幼魚や、リュウグウハゼ等が隠れていた他、エビ類の生息も確認され、餌料効果が発現され始めていると思われます。

 キツネメバル幼魚  
マアジ・ウミタナゴ アイナメ
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 青森県木野部地区 広域漁場整備事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成13〜16年
設置水深 73m
調査年月 平成20年10月

 ここでは魚礁が広範囲に密集して設置されており、所々で積み重なっています。

 魚礁では、ウスメバル成魚が500〜1,000尾程度の群れを形成し、魚礁群の上層部で浮遊餌料を摂餌する様子が観察されました。ウスメバル幼魚は魚礁群側近に寄り添うように群れで滞泳していました。
 ソイ類は魚礁内部で潮上を向いて滞泳し浮遊餌料を摂餌したり、陰影空間に身を隠すように滞泳していました。

 ウスメバル  
ウスメバル幼魚 クロソイ・キツネメバル
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 青森県市浦地区 広域漁場整備工事

沈設魚礁 カルベース付き
FP5.00B-50t型
造成年度 平成19〜23年
設置水深 24m
調査年月 平成23年9月

 魚礁は、底板の重量を増加し、安定性が高いタイプにカルベースが装着され、水深24mの粗砂の海底に平置きに設置されています。

 ここでは、マダイの蝟集が卓越しており、全長35cm未満の幼魚から60〜70cmの成魚まで成長段階の異なる個体群が魚礁の周囲を遊泳している様子が観察されました。調査地点は、大型のマダイの生息水深にしては浅く、これらの魚礁を設置したことで新たな棲息場所が創られたと思われます。また、魚礁上部のカルベースパネルでは、ハゼ科の魚等、小型魚類も観察されました。

 マダイ  
マダイ・クロダイ マダイ・スズキ
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 青森県鯵ヶ沢地区 広域漁場整備事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成13〜15年
設置水深 41m
調査年月 平成24年9月

 こちらの魚礁群は約80m四方の範囲に密集して配置され、設置後10年が経過しています。

 調査では、ブリ、マアジ、マダイ、メバル、ウスメバル幼魚等、根魚から回遊魚まで多岐にわたる有用魚種が観察されました。特にメバルは大型個体の群れが蝟集しており、魚礁群内部で滞泳したり、上層部で摂餌行動をとったりする様子がみられました。
 また、魚礁の表面ではイワガキが群生している箇所があり、産卵行動も観察されました。

 ブリ  
イワガキ産卵 メバル
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 青森県木野部地区 広域漁場整備事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成13〜16年
設置水深 72〜74m
調査年月 平成25年9月

 平成20年に実施した前回の調査から5年経過しましたが、配置状況に変化はなく、魚礁が密集して設置されていました。

 魚礁群では、ウスメバル、ババガレイ、アイナメ等の岩礁性魚類が観察されました。
 魚礁群の周囲や上層では、ウスメバルが100尾程の群れで蝟集しており、ROVの接近に対し魚礁内部へ逃避したり、潮上方向から流れてくる浮遊餌料を摂餌する様子がみられ、魚礁群を隠れ場や餌場として利用しているものと思われました。

 ババガレイ  
ウスメバル ウスメバル
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 青森県三沢地区 広域漁場整備工事

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
内枠カルベース付き
FP3.25型
造成年度 平成17〜18、24〜26年
設置水深 38、40m
調査年月 平成27年12月

 この地区では造成年度の異なるFP魚礁3.25型及び内枠カルベース付きFP3.25型により造成された3つの魚礁漁場を観察しました。
 いずれの地点もブロックは2〜3段に積み重なり、密集して配置されていました。

 魚礁群では、メバル、クロソイ、キツネメバル、ウスメバル、ババガレイ等の岩礁性魚類が多く観察されました。特に設置後10年が経過した内枠カルベース付きFP3.25型群体では、産仔前のメバルや、前回調査では幼魚が観察されたキツネメバルが成魚となり蝟集していることも確認されました。

 メバル・キツネメバル  
ババガレイ メバル・キツネメバル・エゾメバル
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 青森県下前地区 水産環境整備工事

沈設魚礁 木材付き
FP5.00P−B型
造成年度 平成29年
設置水深 32m
調査年月 平成30年5月

 この地区では、水深32mの砂質の海底にメバル類やヤリイカの増殖を目的として設置された増殖礁を観察しました。
 増殖礁は設置後7〜9ヶ月が経過しており、観察を行った全ての増殖礁でヤリイカの産卵が確認され、礁内部に装着された「ヤリイカ産卵パネル」の下側にヤリイカの卵のうが垂れ下がるように集中して着生していました。
 増殖礁の周囲や内部では、腹部の張り出た産仔前のソイ類(クロソイ・キツネメバル)の滞泳も見られました。

 ヤリイカ卵のう  
クロソイ ヤリイカ卵のう
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岩手県

種市地区

 岩手県種市地区 大型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.00型
造成年度 平成3年
設置水深 74m
調査年月 平成12年5月

 この海域では、FP魚礁3.00型がまとまって設置されており、最高部で2段以上の乱積になっていました。
 調査では、ウスメバルやウミタナゴの大規模で濃密な群れのほか、ババガレイや、大型のキツネメバル、ソイ類、エゾイソアイナメ、アイナメ等、魚礁性の強い魚類を中心とした蝟集が顕著に見られました。

 小型のウスメバルも観察され、当魚礁漁場は、生育の場としての機能も兼ね備えていると思われます。

 ウスメバル  
クロソイ・エゾイソアイナメ ウスメバル・ババガレイ
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秋田県

能代地区1 岩城地区 秋田地区 象潟地区 能代地区2 由利本荘地区 岩館地区

 秋田県能代地区 並型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成3年
設置水深 28m
調査年月 平成12年7月

 

 この海域には、FP魚礁3.25型が単体設置されています。

 魚礁内では、クロソイ、アイナメ、ウマヅラハギの群れが、また魚礁下部では稚魚の群れが観察されました。また、魚礁間を単独で遊泳するマダイやクロダイも観察されました。

 魚礁表面には、大きく生長したイワガキやホヤ等が付着し、微細な空間が形成され、魚類の餌料供給の場となっているものと思われます。

 稚魚の群れ  
クロソイ・ウマヅラハギ クロソイ・アイナメ
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 秋田県岩城地区 並型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成8・9年
設置水深 25〜30m
調査年月 平成10年6月

 この海域は、FP魚礁3.25型が単体設置されています。
 この調査では、マアジ、ヒラメ、カレイ、マダイ、メバル、クロソイ、アイナメ、ウマヅラハギなどの魚の蝟集が観察されました。特に魚礁下部周辺で洗掘がおこり底質に変化が現れている箇所には、ヒラメ、カレイ類が多数棲息していました。

 また、ROVでヒラメに近づくと礁に向かって逃避行動をとることが観察され、魚礁を隠れ場にしているのではないかと思われます。

 マアジ  
ヒラメ・メバル メバル
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 秋田県秋田地区 並型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成3年
設置水深 30m
調査年月 平成11年7月

 この海域は、FP魚礁3.25型が単体設置されています。

 調査では、マダイ、クロダイ、イシダイ、スズキ、アジ科、クロソイ、メバル、ウスメバル、アイナメ、ウマヅラハギ、ヒラメ、カレイ科等の有用魚類が多数観察されました。

 特にクロソイ、メバル、ウマヅラハギは1群600尾程の混成魚群で魚礁内部や周辺に蝟集し、アジ科は魚礁直上部や周辺を1群200尾程の群れで回遊していました。これらの群れを数群体観察しており、当魚礁漁場には相当数の蝟集量があるものと考えらます。

 クロソイ・メバル  
アジ科 メバル
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 秋田県象潟地区 並型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成7・11年
設置水深 34〜36m
調査年月 平成13年7月

 魚礁が設置されているポイントは平坦な砂質の海底で、魚礁は概ね集中設置されていました。

 今回観察された魚類はマダイ、ブリ、マアジ、アイナメ、クロソイ、メバル、イシダイ等で、魚礁が集中して設置されている箇所の方が魚類の蝟集が良い傾向にありました。
 魚礁表面にはイワガキ、フジツボ、マボヤ等が覆い尽くすように着生しており、魚類の棲息環境を良好に保っていると思われます。

 マアジ  
アイナメ・付着したイワガキ マアジ・イシダイ
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 秋田県能代地区 並型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成6・14年
設置水深 30・32m
調査年月 平成15年7月

 スキャニングソナーで確認されたFP魚礁は6基で、まとまって配置されていました。
 観察された魚類はアイナメ、カタクチイワシ、ウミタナゴ等で、魚礁の周辺・内部を遊泳していました。また、魚礁による潮のよどみにはプランクトンの定位が観察され、イワシ類の餌料になっていると考えられます。
 
 また、近隣海域でのヒラメの水揚も多いことから、魚食性魚類の餌料提供の場としても有効に機能していると考えられます。

魚類幼稚仔  
クロソイ クロソイ・ウマヅラハギ・メバル
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 秋田県由利本荘地区 並型魚礁設置事業
地域水産物供給基盤整備事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成9・16年
設置水深 27〜32m
調査年月 平成18年7月

 この地区では造成年度・配置状況の異なる2つの魚礁群を観察しました。

 観察された有用魚種は、ブリ、ヒラマサ、マダイ、クロダイ、メバル、クロソイ、スズキ、アイナメなど非常に多彩でした。魚礁が集中して設置された箇所では、陰影空間や小空間が多く確保され、暗がりを好むメバルが多く蝟集していました。
 魚礁にはイワガキ、イガイ、フジツボ、カイメン、ホヤ等が大量に着生し、生物相の厚さは付近の天然礁を上回っていました。

 メバル  
ブリ メバル
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 秋田県岩館地区 広域漁場整備工事
(ハタハタ産卵藻場増殖場)

沈設魚礁 FP1.5G-B
造成年度 平成24〜25年
設置水深 5〜6m
調査年月 平成28年5月

 この地点はFP1.5G-B 420個が、5〜6個のまとまりで隣接して配置されており、広範囲に産卵藻場が形成されています。

 ブロック上面はフシスジモクを中心としたモク類やワカメ等の海藻に覆われており、水深の浅い箇所は特に着生量が多くなる傾向でした。
 この増殖場は、浅海域の藻場で産卵するハタハタを対象としており、今後は産卵場としての機能を発揮するものと期待されます。

 アカモク  
フシスジモク・ワカメ・紅藻 フシスジモク・ワカメ
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山形県

温海地区1 温海地区2 温海地区3

 山形県温海地区 人工礁漁場造成事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成7〜11年
設置水深 63〜71m
調査年月 平成9・10年6月
平成11年4月

 この海域は、FP魚礁3.25型がほぼ円錐形に山積みされており、高さ15mを有しています。

 この漁場の調査は、平成9〜11年の間毎年行っており、魚礁群上部では、ウスメバル、マアジ、ウマヅラハギの大きな群れが観察され、魚礁群内部ではイシダイ、アイナメ、タヌキメバル等が観察されました。

 また魚礁表面の付着生物も経年的に種類・量ともに増大しており餌料環境も良好になってきていると思われます。

 ウスメバル・ウマヅラハギ  
イシダイ マアジ・ウマヅラハギ
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 山形県温海地区 人工礁漁場造成事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成7〜9年
設置水深 70m
調査年月 平成13年7月

 魚礁群は4〜5段積み相当(高さ約15m)、頂上部は3〜5m程度の凹凸があり、変化に富んだ魚礁群です。

 今回最も多く観察されたのは、全長が15cm程度のウスメバルでした。大規模な群れで遊泳し、時折浮遊物を摂餌していましたが、ROVが接近すると魚礁内部に逃避行動をとるなど、魚礁群を隠れ場・摂餌場として利用する様子が観察されました。

 魚礁の表面にはフジツボ類、カキ類、ホヤ類等が覆い尽くすように着生していました。

 ウスメバル  
イシダイ ウスメバル
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 山形県温海地区 人工礁漁場造成事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成7〜9年
設置水深 67m
調査年月 平成14年8月

 この魚礁群は、平成9年から毎年追跡調査を行っていますが、配置状況に変化はなく、高さ15m程の乱積み形状を保っています。
 今回の調査では、100〜200尾のウスメバルの群れが魚礁側近や内部で滞泳しており、その群れを狙っていると思われるオオクチイシナギの遊泳も観察されました。乱積み魚礁群内ではすでに小さな生態系が確立されているものと考えられます。
 魚礁表面は、フジツボやカキ類、ホヤ類、コケムシ等が覆っており、量的には安定期に入っていると考えられます。

 ウスメバル  
オオクチイシナギ ウスメバル
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福島県

双葉地区1 双葉地区2

 福島県双葉地区 大型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成10年
設置水深 43m
調査年月 平成14年11月

FP魚礁は平坦な岩盤域に、5〜15mの間隔で配置されていました。
 観察された魚類は、ウスメバル、アイナメ、マアジ、イシダイ、キツネメバル等でした。マアジは魚群探知機に濃密な反応が出るほどの大きな群れで、全長25〜35cmの個体が魚礁間を縫うように遊泳していました。
 魚礁の表面にはマボヤ、ナマコ類、フジツボ類、イソギンチャク類等が着生しており、豊富な付着生物が魚類の蝟集に好影響を及ぼしていると考えられます。

 マアジ  
ウスメバル キツネメバル・イシダイ・アイナメ
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 福島県双葉地区 大型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成9〜16年
設置水深 42〜50m
調査年月 平成18年11月

 この海域では、造成年度の異なる広い範囲の調査を行い、各調査地点ではFP魚礁3.25型が数個ずつ隣接した状態で配置されていることが確認されました。

 魚礁内部ではメバルとウスメバルが混成魚群を形成しており、浮遊物を摂餌する様子が観察されました。魚礁周囲ではイシダイが群れで遊泳し、魚礁付近の海底や上梁部では大型のババガレイが定座している様子も観察されました。
 この魚礁群が、岩礁性魚類を中心とした様々な魚類に棲息場所を提供しているようでした。

メバル・ウスメバル・イシダイ  
イシダイ ババガレイ
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バナースペース

海洋土木株式会社

〒142-0043
東京都品川区二葉2-11-5

TEL 03-6426-1024
FAX 03-6426-1034