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海洋土木株式会社は魚礁・増殖礁の型枠リース会社です。

TEL. 03-6426-1024

〒142-0043 東京都品川区二葉2-11-5

調査事例 FPスーパーSURVEY

 
 九州地方

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青森県

小泊地区

 青森県小泊地区 広域型増殖場

沈設魚礁 FPスーパー850
造成年度 平成12年
設置水深 103〜105m
調査年月 平成14年5月

 FPスーパー850は8基が観察され、何れも安定した状態で設置されていました。

 観察された魚類のうち、クロソイは30〜35cmの比較的大型の
個体が多く、そのほかウスメバルやキツネメバル、エゾメバル、アイナメ、ホッケ、エゾイソアイナメなどが蝟集していました。

 比較的水深が深いため、付着生物の着生は遅いようですが、コケムシ類、カンザシゴカイ類等の着生が見られました。

クロソイ  
ウスメバル・キツネメバル クロソイ
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愛知県

師崎地区

 愛知県師崎地区 誘導魚礁パイロット事業
並型魚礁設置事業

沈設魚礁 遮蔽鉄板付FP530
FP魚礁3.25型
造成年度 平成7・8年
設置水深 21・32m
調査年月 平成9年5月

 この海域は、FP魚礁3.25型上部にFP魚礁2.00型を乗せ高さと複雑さを兼ね備えた遮蔽鉄板付きFPスーパー530が設置されています。

 礁では、根付きのメバルから回遊性のスズキまで様々な魚類が観察され、FPスーパー530の多様性が有効に機能していることが実証されました。

スズキ  
メバル カレイ
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福井県

若狭地区

 福井県若狭地区 並型魚礁設置事業

沈設魚礁 FPスーパー530
造成年度 平成15年
設置水深 50〜51m
調査年月 平成17年10月

 ここでは大きさの異なるFP魚礁を組み合わせたFPスーパー530が碁盤の目状に整列して設置されています。

 観察された魚類はマアジ、マダイ、キジハタ、ウスメバルなどでした。中でも幼魚サイズのマアジの蝟集量が多く、濃密な群れを形成し、魚礁上部での摂餌行動が観察されました。
 また、魚礁が適度な間隔を空けて配置されているため、魚礁間を遊泳するマダイもROV後方に搭載した低照度カメラにおいて多数観察されました。 

マアジ  
ウスメバル幼魚・イシダイ マアジ・カワハギ
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山口県

豊浦地区

 山口県豊浦地区 ハイブリッド型間伐材試験礁

沈設魚礁 FP4.5PW
造成年度 平成15年
設置水深 29〜30m
調査年月 平成17年5月

 この地区では、設置後6ヶ月経過した時点で調査を実施しましたが、前回に比べると、今回は樹皮の剥離が進行すると同時に木口の形状が変化している様子が所々で観察されました。
 蝟集していた魚類は、イシダイ、マハタ、メバル、カワハギなどで、特徴ある3タイプのパネルごとにそれぞれの生態に合った棲息場所を選択して蝟集する様子が見られました。
 また、棚構造に仕切られたパネル部では、間伐材同士の隙間に魚類の餌料となるサラサエビが生息しており、餌場機能が充実してきていることも確認されました。

イシダイ  
メバル メバル
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大分県

上浦地区

 大分県上浦地区 広域漁場整備事業

沈設魚礁 FPスーパー850
造成年度 平成14年
設置水深 45〜50m
調査年月 平成16年5月

 この地区では高さのあるFPスーパー850が林立する形で配置されています。
 観察された魚類はマダイ、イシダイ、ブリ、マアジ、スズキ、ヒラメ等、異なる生態を持つものばかりでした。なかでもマアジの蝟集量は多く、ROVに搭載しているスキャニングソナーでも濃密な反応が確認され、10,000尾以上の群れで遊泳する様子が観察されました。
 また、魚礁の上梁に定座していたヒラメは全長が80cm程度の大型個体で、無眼側には人工種苗と思われる黒い斑紋も見られ、放流ヒラメの生育の場としても機能していると考えられます。

マアジ  
ヒラメ マダイ
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長崎県

峰地区 宇久地区

 長崎県峰地区 地域水産物供給基盤整備事業

沈設魚礁 FPスーパー850
FP魚礁5.00型
造成年度 平成15年
設置水深 37〜42m
調査年月 平成16年6月

 この地区では、大型のFP魚礁2機種が設置されていて、周辺に点在する天然礁を拡充するような形で、人工魚礁漁場が形成されています。

 観察された魚類は大規模なマアジの群れや、ネンブツダイ、ウスメバルといった小型魚類、さらにはそれらを捕食するマハタ等の魚食性魚類が中心でした。
 マアジは10,000尾もの大きな群れが頻繁に魚礁間を索餌回遊する様子が観察され、魚礁群への定着性も高くなってきていることが窺えました。

マハタ  
マアジ マアジ
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 長崎県宇久地区 魚礁施設整備工事

沈設魚礁 FPスーパー1030N
FP魚礁3.25型
FPスーパー850
造成年度 平成13・20年
設置水深 48・52m
調査年月 平成22年7月

 この地区では、点在して配置された3機種の魚礁を観察しました。このうちFPスーパー1030Nは、小型魚礁を組み立て10m以上の高さがある魚礁で、それが20m程の間隔で設置されています。

 魚礁では、マダイ、イサキ、マアジ、イシダイ、メジナ、カサゴ、カワハギ等が観察され、特にイサキはFPスーパー1030N下部の暗がりに200尾程の群れで高密度に分布していました。また、ここでは全長30cm以上の大型のイサキが魚礁間を遊泳する様子もみられ、この漁場を定常的な棲息場として利用しているようでした。

イサキ  
イシダイ イサキ
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鹿児島県

串木野地区 

 鹿児島県串木野地区 並型魚礁設置事業
海洋土木且詞ア礁

沈設魚礁 FPスーパー850
FP魚礁3.25型
造成年度 平成5年
設置水深 25〜31m
調査年月 平成10年10月

 この海域は、FP魚礁3.25型およびFPスーパー850が設置されています。
 この調査では、カンパチ、キビナゴ、ハタ科、チダイなど多数の有用魚種が観察されました。魚礁内部には、ハタ科の魚類、周辺では、カンパチ、チダイ等が観察されました。
 また魚礁表面には、ウミトサカ等の花虫類が濃密に着生し、キビナゴ等の小型の魚類の隠れ場となっています。この複合的な魚礁漁場は、底生魚類から回遊魚まで異なった習性をもつ魚類に有効に機能していると思われます。

キビナゴ  
コロダイ ハタ科・ヨコスジフエダイ
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バナースペース

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FAX 03-6426-1034