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海洋土木株式会社は魚礁・増殖礁の型枠リース会社です。

TEL. 03-6426-1024

〒142-0043 東京都品川区二葉2-11-5

調査事例 近畿地方SURVEY

  近畿地方 FP魚礁周辺を遊泳するイサキの群れ

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三重県

神島地区 紀伊長島地区

 三重県鳥羽市神島地区 並型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成10年
設置水深 31〜34m
調査年月 平成12年12月

 この海域は、FP魚礁3.25型が単体で一定の間隔をおいて平面的に設置されています。

 調査では、マダイ、クロダイ、スズキ、イシダイ、コショウダイ等の多くの有用魚種を観察することができました。

 コショウダイは、50匹程度の群れと35匹程度の2つの群れが頻繁に魚礁間を遊泳しており、その群れにイシダイが数尾混じって遊泳している様子も観察できました。

コショウダイ  
クロダイ コショウダイ
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 三重県紀伊長島地区 並型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成11年
設置水深 29〜31m
調査年月 平成13年5月

 FP魚礁が設置された海底付近は自然光が届き、透視度が高く観察に適した状況で、10基程度が集中配置されていました。
 
 蝟集魚種はイサキ、マアジ、イシダイ、ネンブツダイ等でした。イサキは200尾以上の大群を形成していました。またネンブツダイは1,600尾もの大群で魚礁群を覆う様に蝟集していました。
 
 魚礁表面にはウミトサカ科、ヤギ目等が見られました。また光合成を行う海藻のアオサ科の着生が観察され、この海域が常時高い透明度を保っている事がうかがえました。

イサキ  
マアジ・イサキ イサキ
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和歌山県

美浜地区 御坊地区

 和歌山県美浜地区 大型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁5.00型
造成年度 昭和56年
設置水深 31〜33m
調査年月 昭和56年10月

 この海域は、FP魚礁5.00型が単体設置されています。

 この調査では、マアジ、イサキの1,000尾以上の群れが蝟集し、その群れを追うカンパチの来遊が観察されました。

 他にもチダイの群れやマハタ、コショウダイなどが観察され、根付き魚から回遊魚まで様々な魚の蝟集が観察されました。

イサキ  
ブリ チダイ
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 和歌山県御坊地区 漁港漁場機能高度化事業

沈設魚礁 FP魚礁2.00型
造成年度 平成13年
設置水深 48m
調査年月 平成14年11月
 

 乱積みにされたFP魚礁群は3〜4段積み相当(高さ8〜9m)になっており、高さと複雑性を備えた魚礁漁場を形成していました。
 魚礁群の内外部にはマダイ、イサキ、イシダイ、オオモンハタ、カワハギ、ネンブツダイ等が遊泳しており、乱積み効果による幅広い生態の魚類の蝟集が確認されました。
 魚礁の表面にはサンカクフジツボをはじめ多様な付着生物が着生していましたが、設置後1年しか経過していないため着生量は少なく、今後の経年による増大が期待されます。

イサキ  
オオモンハタ マダイ・イサキ・ネンブツダイ
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大阪府

泉佐野地区

 大阪府泉佐野地区 並型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁2.00型
造成年度 平成7〜9年
設置水深 8m
調査年月 平成10年11月
 

 この海域は、FP魚礁2.00型が単体設置されています。

 調査では、マアジ、スズキ、クロダイ、イシダイなどの有用魚種が観察されました。

 マアジの群れは、時折礁上部より礁側近へ降下しており、魚食性のスズキに追われて降下したものと推測されます。このことからこの魚礁群を中心とした食物連鎖の場が形成されていると考えられます。

マアジ  
スズキ カワハギ・イシダイ
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兵庫県

由良地区 洲本地区 香住地区 浜坂地区 岩屋地区 三尾地区  姫路地区
南淡路海峡地区

 兵庫県由良地区 大規模増殖場造成事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 昭和58〜62年
設置水深 25〜60m
調査年月 平成2年10月

 この海域は、FP魚礁3.25型が単体設置されています。

 この調査では、イサキ、マアジ、マダイ、ブリ、メバル、カサゴ、カワハギなどが観察され、潮流の速い海域で魚礁が魚類の憩いの場になっていると考えられます。

ブリ  
イサキ マダイ
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 兵庫県洲本地区 並型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁2.00型
造成年度 平成11年
設置水深 34m
調査年月 平成12年10月
 

この海域では、1.5m角型魚礁の乱積みの群体を中心とし、それに隣接するようにFP魚礁2.00型が設置されて、一部では積み重なっていました。

 調査では、マダイ、イシダイ等の有用魚種も多く観察されましたが、潮流条件の厳しい海域であり、落ち着いた観察が困難な状況でした。
 しかし、この付近ではメバル、イサキ等の魚礁性の強い魚種が頻繁に観察され、魚礁群が潮流を緩和し、生息の場になっていると考えられます。

ウマヅラハギ・メバル  
イサキ メバル
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 兵庫県香住地区 広域型増殖場造成事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成11〜12年
設置水深 35m
調査年月 平成15年9月

 この地点では、魚礁は20〜25mの間隔で設置されていました。
 最も頻繁に観察されたのはマダイで、魚礁側近・魚礁間を小群で遊泳していましたが、警戒心が強く、ROVが近づくと魚礁内に逃げ込む様子が観察されました。このほかブリ、イシダイ、キジハタ、イサキ幼魚、マアジ、メバル、カワハギ、ウマヅラハギなどが魚礁周辺で観察されました。
 また魚礁側近で、当増殖場の主要対象魚であるヒラメも観察されました。周辺海底にはヒラメの潜入痕がしばしば観察されたため、相当数が棲息していると推測されます。

マダイ・イシダイ  
ブリ ウマヅラハギ
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 兵庫県浜坂地区 広域型増殖場造成事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成4・5年
設置水深 242〜247m
調査年月 平成18年8月

 この地区では平成4・5年度に水深が240mを超える深海にズワイガニを対象として造成された魚礁を観察しました。

 造成海域では、体の一部を泥に潜らせたズワイガニが数多く観察され、ROVの接近でも極端な逃避行動は認められませんでした。その他、ゲンゲsp.やヒレグロ、ハタハタ等の深海魚やエッチュウバイ、ヤドカリ類等も広範囲に分布していました。また、魚礁の表面では、モロトゲアカエビ、イバラモエビ等の有用なエビ類も多数観察されました。

ズワイガニ  
モロトゲアカエビ ズワイガニ(2尾)
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 兵庫県岩屋地区 大型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁4.00型
FP魚礁3.25型
造成年度 平成17・昭和62年
設置水深 54・26〜30m
調査年月 平成18年10月

 内海東地区では、FP魚礁4.00型が密集して配置されています。透視度が悪く、観察できたのはカサゴ等の根魚のみでしたが、各ブロック上に定座している様子が頻繁に観察されました。また、海底付近ではアミ類のスウォームがみられ、タイ類に対して良好な餌料環境が形成されていることが確認されました。

 淡路地区では、FP魚礁3.25型がまとまって配置されており、設置後20年が経過し安定した漁場となっており、マダイ、クロダイ、メバル等の多種多様な魚類が多く観察されました。

カサゴ  
クロダイ・スズキ メバル・コブダイ
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 兵庫県三尾地区 増殖場造成事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成14〜17年
設置水深 34〜42m
調査年月 平成18年11月

 この海域では、FP魚礁3.25型を含む多くの種類の魚礁がランダムな間隔で配置され、魚類の好む陰影部や広がりが広範囲にわたり形成されていました。

 魚礁の内部及び周囲では、多数のマアジやネンブツダイ等の小型魚類が群れで蝟集していました。その上層部では、スズキやブリが回遊し、ブロックの上梁部や側近にはヒラメ、キジハタ等の魚食性魚類も観察されました。特にFP魚礁におけるヒラメの蝟集量は卓越しており、上梁部で7尾確認されました。

マアジ  
ヒラメ スズキ
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 兵庫県姫路地区 並型魚礁設置工事

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成19年
設置水深 30m
調査年月 平成24年10月

 ここでは、単体の魚礁が3〜5m間隔でランダムに配置されています。

 調査では、ブリ、マアジ、スズキ、クロダイ等の有用魚種が観察されました。特にマアジの蝟集量が多く、魚礁に留まり遊泳する様子が観察され、群れの密度が高くROV搭載のスキャニングソナーの反応から尾数の推定を行いました。また、魚礁上部では、マアジの摂餌行動も度々みられ、その背後や上層では、ブリの回遊も確認されました。

ブリ  
マアジ スズキ
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 兵庫県南淡路海峡地区 増殖場造成工事

沈設魚礁 FP魚礁2.00型
造成年度 平成21〜23年
設置水深 8m
調査年月 平成27年3月

 観察を行ったFP2.00増殖礁は2個がひとかたまりで隣接し、増殖場内に点在して設置されていました。

 増殖礁の表面では主にワカメが繁藻しており、1m以上に生長したものも多く、メカブも観察されました。また、ホンダワラ科やトサカノリの着生も確認されました。

ワカメ  
ワカメ(メカブ)・トサカノリ ワカメ
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バナースペース

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