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海洋土木株式会社は魚礁・増殖礁の型枠リース会社です。

TEL. 03-6426-1024

〒142-1024 東京都品川区二葉2-11-5

調査事例 中国地方SURVEY

  中国地方 FP魚礁内部に集まるアオハタ・イシダイ・ネンブツダイ

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鳥取県

泊地区 境港地区 名和・中山地区 末恒地区 青谷地区

 鳥取県泊地区 海域礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁5.00型
造成年度 昭和59年
設置水深 45〜46m
調査年月 平成2年10月

 この海域は、FP魚礁5.00型と2.0m角型魚礁が集中設置されています。

 この漁場では昭和59・60・62年、平成2年の10月に7年間に4度の調査を行ってきました。

 いずれの調査でもマアジ、イサキ、ブリなどの回遊魚、ハタ、メバルなどの根付き魚、またマダイ、イシダイなどの魚が蝟集しており、長年にわたり安定した漁場となっていることが確認されました。

ブリ  
アオハタ マアジ・イサキ
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 鳥取県境港地区 並型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁2.00型
造成年度 平成9年
設置水深 14m
調査年月 平成11年6月

 この海域は、FP魚礁2.00型が設置されています。

 調査では、スズキ、イシダイ、コショウダイなどの有用魚種が観察されました。

 この魚礁群を長時間観察すると、カタクチイワシやスズキの群れが何度も来遊し、この魚礁群が周辺海域の回遊性魚類に有益な餌場や憩場を提供していることがわかりました。

スズキ  
カタクチイワシ コショウダイ
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 鳥取県名和・中山地区 大型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成7・10年
設置水深 35〜53m
調査年月 平成12年9月

 この海域は、FP魚礁3.25型が比較的締まった粗砂の海底に概ね10〜15m程度の間隔を保ちランダムな形で設置されています。
 調査海域は比較的透視度が良好で、多くの有用魚種が観察されました。

 なかでもブリの蝟集が顕著で、魚礁側近には餌となるマアジ、ネンブツダイ等が多く蝟集しており、これらの餌生物を狙った索餌回遊であると考えられます。
 また、マダイの幼魚の群れも観察されました。

ブリ  
カンパチ ネンブツダイ幼魚
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 鳥取県末恒地区 人工礁漁場

沈設魚礁 FP魚礁2.00型他
造成年度 平成3〜12年
設置水深 32〜67m
調査年月 平成13年10月

 この海域には大型の魚礁の周辺に小型の魚礁がランダムに配置され、漁場は広がりを持った形になっていました。

 今回の調査ではマダイ、ブリ、ヒラマサ、カンパチ、スズキ、マハタ、イシダイ、ウマヅラハギ等幅広い生態の魚類が観察され、蝟集状況は良好でした。

 魚礁に付着していたのはフジツボ類、カキ類、カイメン類等で、経年による付着量の違いが見られました。

ウマヅラハギ  
ブリ イシダイ・ウマヅラハギ
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 鳥取県青谷地区 大型魚礁設置事業
海域礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁5.00型他
造成年度 昭和59年
平成2・12年
設置水深 45〜64m
調査年月 平成14年7月

 3箇所の調査ポイントはいずれも中央部に高さのある魚礁が集中して配置され、これを小型の魚礁が取り囲んでおり、高さと広がりのある配置になっていました。

 魚類の蝟集状況は非常に良好で、U型のイサキ、キジハタ、マハタ、クロソイや、V型のブリ、ヒラマサ、マアジ等が蝟集しており、総じて大型の個体が多いのが特徴的でした。
 蝟集魚類は、その生態に合った空間を選択的に利用していました。

イサキ  
ウマヅラハギ イシダイ・イサキ・ウマヅラハギ
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島根県

島後南部地区 大社地区  隠岐地区

 島根県島後南部地区 広域型増殖場

沈設魚礁 FP魚礁2.00型
造成年度 平成9〜13年
設置水深 49〜52m
調査年月 平成14年7月

 各魚礁は250〜300mの間隔を空けて配置されていました。

 魚礁の上層部ではウマヅラハギが大規模に群れており、魚礁の内部には、イシダイ、マハタ、アオハタ、カサゴ等魚礁性の高い魚類、さらにネンブツダイや小型のベラ類などが観察されました。一つの魚礁に定位する魚類、複数の魚礁間を遊泳する魚類など、それぞれの習性に合わせた蝟集形態が観察されました。
 今後も安定した蝟集状況で、広域的な良漁場を形成すると考えられます。

ウマヅラハギ  
イシダイ・カワハギ アオハタ・ネンブツダイ・イシダイ
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 島根県大社地区 大型魚礁設置事業
並型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型他
造成年度 昭和62・57年
設置水深 91・63m
調査年月 平成15年6月

 調査では、水深の異なる2地点を調査しましたが、双方とも、海中構造物の基盤として耐久性の高い鉄筋コンクリート魚礁を設置しており、経年によって着生した付着生物群が餌料環境の向上に寄与し、多様な魚類が見られ、水深が浅い昭和57年度造成箇所はまさに天然礁に匹敵する魚礁漁場となっていました。

 蝟集魚種は、クロソイ、カサゴ、イシダイなど岩礁性魚類や、マアジ、ブリなどの回遊性魚類など多岐にわたるものでした。マアジは、ROVが接近すると逃避するものの、観察時間の大半で魚礁群を取り巻いて遊泳し、魚礁への定着性が見られました。

ブリ  
カサゴ・クロソイ マアジ
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 島根県隠岐地区 水産環境整備事業

沈設魚礁 FP魚礁2.00型
造成年度 平成23年
設置水深 89m
調査年月 平成28年10月

 この地区は、FP魚礁2.00型25個で構成された乱積み魚礁群で、中心部は3段に積み重なり、6m程の高まりが形成されていました。

 調査では、キダイ、ブリ、マアジ、イシダイ、カサゴ、ウマヅラハギ等の多種多様な有用魚種が確認されました。
 魚礁群周囲ではマアジが遊泳しており、その群れを追尾するブリが観察され、魚礁群は餌場として利用されていると推察されました。またROVの接近により魚礁内部へ逃避するキダイや、魚礁側近や内部では岩礁性魚類のイシダイ、カサゴが観察され、魚礁への強い定着性がうかがわれました。

マアジ・キダイ・イシダイ・カサゴ  
キダイ カサゴ
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山口県

阿武地区 豊浦地区 柳井地区 周防大島地区1 内海東部地区 山口北地区
豊浦地区2  周防大島地区2  山口北地区2  豊浦地区3 山口北地区3

 山口県阿武地区 並型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成9年
設置水深 67m
調査年月 平成11年6月

この海域は、FP魚礁3.25型が単体設置されています。

 調査では、マアジ、クロソイ、イシダイ、マハタ、ウマヅラハギなどの有用魚種が観察されました。

 また、この魚礁群は設置後2年しか経過していないことから、今後付着生物の増加が期待され、魚礁周辺の餌料環境が整うと共に、更に蝟集効果が高まると思われます。

マアジ  
ウマヅラハギ マハタ・イシダイ・イラ
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 山口県豊浦地区 ハイブリッド型間伐材試験礁

沈設魚礁 FP4.5PW
造成年度 平成15年
設置水深 29〜30m
調査年月 平成17年5月

 この地区では、設置後6ヶ月経過した時点で調査を実施しましたが、前回に比べると、今回は樹皮の剥離が進行すると同時に木口の形状が変化している様子が所々で観察されました。

 蝟集していた魚類は、イシダイ、マハタ、メバル、カワハギなどで、特徴ある3タイプのパネルごとにそれぞれの生態に合った棲息場所を選択して蝟集する様子が見られました。
 また、棚構造に仕切られたパネル部では、間伐材同士の隙間に魚類の餌料となるサラサエビが生息しており、餌場機能が充実してきていることも確認されました。

イシダイ  
メバル メバル
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 山口県柳井地区 地域水産物供給基盤整備事業

沈設魚礁 FP魚礁2.00型
造成年度 平成15年
設置水深 47〜50m
調査年月 平成18年2月

 ここでは、FP魚礁2.00型が乱積み設置されています。魚礁は4段積み相当(高さ約11m)に積み重なり、内部は複雑に入り組んだ構造で、高さと陰影空間を兼ね備えた理想的な形状になっていました。

 魚礁群の内部や周辺では、全長20〜60cmのイシダイの群れが観察されました。イシダイはROVの接近に対し、一時的な逃避行動が見られただけで、すぐに落ち着いた行動を取り戻し、魚礁に強い定着性を示していました。そのほかには、マアジの群れが頻繁に魚礁群に来遊する様子も観察されました。

マアジ  
イシダイ イシダイ
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 山口県周防大島地区 魚礁設置事業

沈設魚礁 FP1.6N
FP魚礁2.00型
造成年度 平成17年
設置水深 12〜18m
調査年月 平成19年2月

 ここでは漁場の中心に小型のFP1.6Nが乱積み設置され、四隅にはFP魚礁2.00型が乱積み設置されています。

 観察された魚類はメバル、マアジ、クロダイ等で、魚礁群の内部から周辺にかけて群れで蝟集していました。また、メバルが水中の浮遊物を盛んに摂餌する様子も観察されました。

 魚礁群の上層に位置するブロックには1〜2m程度に成長したアカモクや、ウミウチワ等の褐藻類が繁茂していました。

メバル  
メバル メバル
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 山口県内海東部地区 漁場環境保全創造事業

沈設魚礁 πブロック2t型
造成年度 平成14・15年
設置水深 5m
調査年月 平成19年2月

 ブロックが設置されているのは周防大島町東和地区の沖合いで、水深は5mです。底質は砂泥で、水中には懸濁物が多く、透視度は5m程度でした。
 ブロックには褐藻類や紅藻類が着生しており、中でもアカモクの生育状況が良好で、1〜2m丈の個体が多く観察され、最大で4m程度まで生長し、海面近くに達しているものも確認されました。
 また、餌料生物としてアミ類のスウォームが多くみられ、幼稚魚の生育場としての機能を有していると考えられます。

アカモク  
カゴメノリ・ウミウチワ ウミウチワ・サナダグサ等
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 山口県山口北地区 沖合漁場整備事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成17年
設置水深 100m
調査年月 平成20年7月

 観察を行なった魚礁群は2群体で、1群体は250個の乱積みで5〜6段に重なり、高さ約20mとなり、もう1群体は159個の乱積みで2〜3段で高さ約10mとなっています。
 観察された有用魚種は、メダイ、ブリ、マアジ、イサキ、マハタ、イシダイ、クロソイ、カサゴ、ウマヅラハギと多岐に亙りました。
 メダイは、ブロック最上部から最下部まで広範囲を大群で回遊しており、ROVの接近にも逃避することなく、魚礁群に強い定着性を示しており、マアジは、大群で魚礁群上部を回遊し、浮遊餌料を摂餌する様子が多く見られ、両魚種の蝟集量が卓越していました。

メダイ  
マアジ イサキ・イシダイ
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 山口県豊浦地区 ハイブリッド型間伐材試験礁

沈設魚礁 FP4.5PW
造成年度 平成15年
設置水深 29〜30m
調査年月 平成21年10月

 魚礁は設置後6年が経過しており、半径20m程度の円内に配置されています。魚礁の上部と内部にパネル状に設置された間伐材は全て消失し、パネル構造のみが残されていましたた。

 魚礁には、メバル、マハタ、イサキ、マアジ、イシダイ等が蝟集しており、上層ではブリの来遊もみられました。また、間伐材の抜け落ちた孔にはカサゴが入り込んでいる様子が観察され、間伐材の脱落度合いに合わせて設計通りの生息場所が形成されていることが確認できました。

マアジ・イサキ  
メバル・イシダイ メバル
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 山口県周防大島地区 白木地区魚礁設置工事

沈設魚礁 FP1.6N
FP魚礁3.25型
造成年度 平成19年
設置水深 45m
調査年月 平成21年2月

 ここには、FP1.6NとFP魚礁3.25型の組み合わせによる乱積み魚礁群が設置されています。

 魚礁群には、魚礁を覆いつくすほどのウマヅラハギの大群が蝟集していました。これらの魚群は、調査船の魚群探知機でも反応が確認され、画像解析により9,000尾以上と推定されました。また、ウマヅラハギに混じり、イシダイの遊泳も観察されました。

ウマヅラハギ  
ウマヅラハギ・イシダイ ウマヅラハギ・イシダイ
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 山口県山口北地区 沖合漁場整備事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成17〜22年
設置水深 100m
調査年月 平成23年5月

 この地点は、9山の乱積み群体が北西-南東に連なって設置されており、1群体あたりFP魚礁3.25型250個で構成されています。調査当時は造成中でしたが、2群体の観察を行ない、共に20m以上に積み上がり、内部には魚類の棲息空間が多数形成されていました。

 かなり濁っていましたが、魚礁群の周囲や上層では、メダイ、ヒラマサ、ブリ、マアジ等の回遊性魚類の遊泳が繰り返しみられ、魚礁群の内部では、マハタ、イサキ、イシダイ等の岩礁性魚類も多数確認されました。

メダイ  
マアジ・ヒラマサ・ブリ マハタ
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 山口県豊浦地区 漁場整備事業

沈設魚礁 FP1.6N
FP魚礁3.25型
造成年度 平成18・22年
設置水深 45m
調査年月 平成23年10月

 ここでは、水深45〜50mの泥質の海底にFP1.6NとFP魚礁3.25型の乱積み魚礁群が設置されています。

 どの魚礁群においても全体を覆い尽くす程にマアジが遊泳しており、蝟集量が2,500尾以上と推定される群体も確認されました。また、魚礁群の上層ではブリやヒラマサの回遊、内部では大型のキジハタ、マハタ、イシダイ、カワハギ等の岩礁性魚類も多数観察されました。

マアジ  
イシダイ キジハタ
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 山口県山口北地区 沖合漁場整備事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成17〜23年
設置水深 96〜100m
調査年月 平成24年11月

 この地点には、1群体あたり250個のFP魚礁3.25型で構成された9山の乱積み群体が設置されています。そのうち2群体の観察を行なったところ、共に20m程に積み上がり、内部には魚類の棲息空間が多数形成されていました。

 魚礁群の周囲や上層では、メダイ、ヒラマサ、マアジ等の回遊性魚類の遊泳が時間差をおいて繰り返しみられ、魚礁群の内部では、イサキ、イシダイ等の岩礁性魚類も多数確認されました。
 経年を重ねるごとに、魚類蝟集量が増し、魚類にとって好適な環境が整ってきていることが確認されました。

メダイ  
マアジ イサキ
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バナースペース

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