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海洋土木株式会社は魚礁・増殖礁の型枠リース会社です。

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〒142-0043 東京都品川区二葉2-11-5

調査事例 FP魚礁5.00型SURVEY

  九州地方

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青森県

車力地区 下前地区

 青森県車力地区 並型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
FP魚礁5.00型
造成年度 平成7・8・13年
設置水深 20〜24m
調査年月 平成14年8月

 調査は3魚礁群にて行いましたが、何れも魚礁は平積みで集中して設置されており、広がりのある棲息空間の提供ができている様子です。

 今回はマダイ、マアジ、ウスメバル幼魚等小型の魚類が多く観察されました。これらは魚礁に強い定着性を見せ、摂餌場、隠れ場として利用している様子が観察されました。
 また、これらの小型魚類を狙ってか、ブリ、ヒラメ等の魚食性魚類の蝟集も観察されました。

ウスメバル  
マアジ ヒラメ
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 青森県下前地区 水産環境整備工事

沈設魚礁 木材付き
FP5.00P−B型
造成年度 平成29年
設置水深 32m
調査年月 平成30年5月

 この地区では、水深32mの砂質の海底にメバル類やヤリイカの増殖を目的として設置された増殖礁を観察しました。
 増殖礁は設置後7〜9ヶ月が経過しており、観察を行った全ての増殖礁でヤリイカの産卵が確認され、礁内部に装着された「ヤリイカ産卵パネル」の下側にヤリイカの卵のうが垂れ下がるように集中して着生していました。
 増殖礁の周囲や内部では、腹部の張り出た産仔前のソイ類(クロソイ・キツネメバル)の滞泳も見られました。

 ヤリイカ卵のう  
クロソイ ヤリイカ卵のう
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和歌山県

美浜地区

 和歌山県美浜地区 大型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁5.00型
造成年度 昭和56年
設置水深 31〜33m
調査年月 昭和56年10月

 この海域は、FP魚礁5.00型が単体設置されています。

 この調査では、マアジ、イサキの1,000尾以上の群れが蝟集し、その群れを追うカンパチの来遊が観察されました。
 他にもチダイの群れやマハタ、コショウダイなどが観察され、根付き魚から回遊魚まで様々な魚の蝟集が観察されました。

イサキ  
ブリ チダイ
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鳥取県

泊地区 末恒地区 青谷地区

 鳥取県泊地区 海域礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁5.00型
造成年度 昭和59年
設置水深 45〜46m
調査年月 平成2年10月

 この海域は、FP魚礁5.00型と2.0m角型魚礁が集中設置されています。

 この漁場では昭和59・60・62年、平成2年の10月に7年間に4度の調査を行ってきました。
 いずれの調査でもマアジ、イサキ、ブリなどの回遊魚、ハタ、メバルなどの根付き魚、またマダイ、イシダイなどの魚が蝟集しており、長年にわたり安定した漁場となっていることが確認されました。

ブリ  
アオハタ マアジ・イサキ
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 鳥取県末恒地区 人工礁漁場

沈設魚礁 FP魚礁2.00型他
造成年度 平成3〜12年
設置水深 32〜67m
調査年月 平成13年10月

 この海域には大型の魚礁の周辺に小型の魚礁がランダムに配置され、漁場は広がりを持った形になっていました。

 今回の調査ではマダイ、ブリ、ヒラマサ、カンパチ、スズキ、マハタ、イシダイ、ウマヅラハギ等幅広い生態の魚類が観察され、蝟集状況は良好でした。
 魚礁に付着していたのはフジツボ類、カキ類、カイメン類等で、経年による付着量の違いが見られました。

ウマヅラハギ  
ブリ イシダイ・ウマヅラハギ
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 鳥取県青谷地区 大型魚礁設置事業
海域礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁5.00型他
造成年度 昭和59年
平成2・12年
設置水深 45〜64m
調査年月 平成14年7月

 3箇所の調査ポイントはいずれも中央部に高さのある魚礁が集中して配置され、これを小型の魚礁が取り囲んでおり、高さと広がりのある配置になっていました。

 魚類の蝟集状況は非常に良好で、U型のイサキ、キジハタ、マハタ、クロソイや、V型のブリ、ヒラマサ、マアジ等が蝟集しており、総じて大型の個体が多いのが特徴的でした。
 蝟集魚類は、その生態に合った空間を選択的に利用していました。

イサキ  
ウマヅラハギ イシダイ・イサキ・ウマヅラハギ
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大分県

佐賀関地区

 大分県佐賀関地区 並型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁5.00型
造成年度 平成1〜3年
設置水深 48〜50m
調査年月 平成15年7月

 水中は懸濁物が多く、ソナー反応を頼りに魚礁を探査しました。ROVのライトを点灯しても精査できるのは魚礁の一部のみ、という状況でしたが、カサゴやイシダイ、マアジ、コショウダイなどが確認できました。
 特にカサゴは、各魚礁に数尾ずつ、小型から大型のものまで棲息していました。「縄張り行動」も見られ、カサゴに関してはかなりの棲息密度に達している様子でした。
 また魚探では魚礁側近に濃密な魚群反応が何度も出ており、マアジが魚礁間を回遊しているものと推察されます。

カサゴ・コショウダイ  
マアジ カサゴ
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宮崎県

延岡地区 日向灘地区 日向灘地区2

 宮崎県延岡地区 大型魚礁設置事業
広域水産物供給基盤整備事業

沈設魚礁 FP魚礁5.00型
造成年度 平成13・14・17年
設置水深 85〜120m
調査年月 平成19年5月

 ここでは造成年度の異なる3箇所について観察を行いました。設置水深は85・100・120mです。大水深でしたが、水中の透視度が良好であったため、10m以上の視程が確保されていました。
 観察された魚類はイシダイの老成魚、マダイ、オオニベ、マハタ、メダイ等でした。これらの魚類は成長段階に応じて深浅移動する習性を持つため、この魚礁群を回遊経路の中で餌場・休息の場として利用している可能性が高いと考えられます。
※宮崎県の県魚であるオオニベ(全長:125cm)が撮影されました。

メダイ  
イシダイ オオニベ・マハタ
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 宮崎県日向灘地区  児湯漁場都農工区魚礁工事

沈設魚礁 FP魚礁5.00−B型
造成年度 平成19・20年
設置水深 28m
調査年月 平成21年3月

 設置されているFP魚礁5.00-B型は通常よりも重心が低く設計されており、波浪条件の厳しい箇所でも安定して設置可能なことが特長です。
 このFP魚礁5.00-B型が4基ひとまとまりで配置されています。

 調査では、イシダイやオオモンハタ等、根魚を中心とした魚類の蝟集が確認され、魚礁の内部ではオオニベも観察されました。
 蝟集量はイシダイが卓越しており、20尾以上の群れで魚礁周囲を頻繁に往来し、この魚礁群に強い定着性を示していました。

イシダイ  
イシダイ イシダイ・オオモンハタ
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 宮崎県日向灘地区  児湯漁場都農工区魚礁工事

沈設魚礁 FP魚礁5.00−B型
造成年度 平成19・20年
設置水深 28m
調査年月 平成23年5月

 ここでは、厳しい波浪条件に対応するため重心を低く設計したFP魚礁5.00-B型が4基ひとまとまりで40m程の間隔で配置されおり、広範囲な漁場が形成されています。

 調査では、平成19年度造成箇所でイシダイ、平成20年度造成箇所でカンパチの蝟集が卓越していました。また、この他には魚礁周囲や内部を遊泳するイサキ、オオモンハタ、メジナの群れ、魚礁間をゆっくりと群れで遊泳するオオニベ等の有用魚種も観察され、生態の異なる様々な魚類の棲息が確認されました。

カンパチ  
イシダイ オオニベ
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バナースペース

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