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海洋土木株式会社は魚礁・増殖礁の型枠リース会社です。

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〒142-0043 東京都品川区二葉2-11-5

調査事例 FP魚礁3.25型SURVEY




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 <北海道〜本州>

北海道

積丹地区

 北海道積丹地区 広域漁場魚礁設置工事

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成15年
設置水深 100〜102m
調査年月 平成29年9月

 魚礁群は、水深約100mの海底にFP魚礁3.25型が集中して設置され、乱積み群体を形成していました。

 魚礁群の内部や周囲で、エゾメバル、ウスメバル、シマソイ、マゾイ等のソイ類を中心とした有用魚種の大きな群れが観察されました。
 ソイ類の混成魚群は、魚礁群内部の暗がりに広く分布し、ROVでは視認しきれないほどの蝟集量で、形成された暗がりを休息場としていることが推察されました。また、ソイ類は魚礁群上層でも、高密度な大群を形成している様子が見られました。
 7年前に実施した前回の調査と比較して、蝟集尾数は増加し、蝟集効果が高まっている結果でした。

エゾメバル・ウスメバル  
エゾメバル・ウスメバル シマソイ
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青森県

岩崎地区 三沢地区1 鯵ヶ沢地区 三沢地区2 車力地区 木野部地区 
鯵ヶ沢地区2 木野部地区2

 青森県岩崎地区 並型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成3年
設置水深 24m
調査年月 平成4年8月

 この海域は、FP魚礁3.25型が単体設置されています。

 この調査では、マダイ、ブリ、アイナメ、ウマヅラハギなどの魚の蝟集が観察され、特にマダイが高密度で観察され、今後付着生物の増加に伴ない更に良い漁場となると思われます。

マダイ  
ブリ ウマヅラハギ
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 青森県三沢地区 並型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成9年
設置水深 22m
調査年月 平成13年7月

 スキャニングソナーで確認されたFP魚礁は6基で、まとまって配置されていました。

 観察された魚類はアイナメ、カタクチイワシ、ウミタナゴ等で、魚礁の周辺・内部を遊泳していました。また、魚礁による潮のよどみにはプランクトンの定位が観察され、イワシ類の餌料になっていると考えられます。
 
また、近隣海域でのヒラメの水揚も多いことから、魚食性魚類の餌料提供の場としても有効に機能していると考えられ
ます。

アイナメ  
カタクチイワシ ウミタナゴ
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 青森県鯵ヶ沢地区 広域漁場整備事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成13〜15年
設置水深 41m
調査年月 平成15年8月

 この魚礁漁場には、平成13年度から15年度にかけて計332個のFP魚礁3.25型が乱積みにて設置されています。
 魚礁は直径約70m程度の円内にまとまって設置され、最高部で約3段の高まりを形成していました。
 魚礁周辺では、重量換算にして8.4t、約87,000尾にのぼるマアジの大量蝟集が観察され、「鰺ヶ沢」という地名にふさわしいものでした。またメバルの群れの定位、ブリ、ヒラメの蝟集など、経年が浅い割には良好な結果が得られました。今後、根付魚の定着をはじめ、蝟集魚類の更なる増加が期待されます。

マアジ  
ヒラメ メバル・ウマヅラハギ
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 青森県三沢地区 広域漁場整備事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成13・14年
設置水深 21m
調査年月 平成15年9月

 FP魚礁は、30〜40mの範囲内に集中して設置されており、最高部で2段に積み上げられていました。
 蝟集魚類は、魚礁を定常的に棲息場としているアイナメやウミタナゴのほか、イシダイ、イシガキダイ等岩礁性の強い魚種が多い傾向にありました。
 また14,000尾にのぼるカタクチイワシが来遊し、魚礁設置によって平坦な砂の海域に回遊の拠点が形成されているようです。カタクチイワシは、季節によって回遊してくるブリや、ヒラメの餌料としても有効であると考えられ、年間を通して良好な漁場となることが期待されます。

アイナメ  
カタクチイワシ イシガキダイ
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 青森県車力地区 並型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成7年
設置水深 22m
調査年月 平成16年8月

 この地区では平成14年度に調査を行っていますが、今回はROV調査と併せてダイバーによる坪狩りも実施しました。
 ブロックの表面には幾層にも亘ってイワガキが着生しており、採取したものを詳細に分析した結果、貝殻の隙間に魚類の餌料となる甲殻類やゴカイ類等が多数確認(餌料動物量2.57kg/u)されました。
 観察された魚類はマダイ、小型のマアジ、ブリ、イシダイ等で、ブリはマアジを追いかけ来遊している様子でした。また、これらの魚類は小型の個体が多く、成長する過程で魚礁群に依存した生活を送っているものと思われます。

ブロックに付着したイワガキ  
マアジ ブリ
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 青森県三沢地区 広域漁場整備事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成13〜16年
設置水深 41m
調査年月 平成16年11月

 ここでは332基のFP魚礁3.25型を1群体として隣接した2群体が造成されています。

 観察された魚類は有用性の高い魚種が多く、ヒラメ、マアジ、アイナメ、クロソイ、キツネメバル、ババガレイ等、岩礁性魚類を中心に数多く見られました。また、それらは造成年度が古い魚礁群程多く蝟集する傾向でした。
 ブロックの経年変化によって、魚類の蝟集量に違いが見られたため、今後は付着生物の増加に伴い安定した生息環境が整ってゆくものと思われます。

ババガレイ・アイナメ  
マアジ クロソイ・キツネメバル
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 青森県木野部地区 広域漁場整備事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成13〜16年
設置水深 73m
調査年月 平成20年10月

 ここでは魚礁が広範囲に密集して設置されており、所々で積み重なっています。

 魚礁では、ウスメバル成魚が500〜1,000尾程度の群れを形成し、魚礁群の上層部で浮遊餌料を摂餌する様子が観察されました。ウスメバル幼魚は魚礁群側近に寄り添うように群れで滞泳していました。
 ソイ類は魚礁内部で潮上を向いて滞泳し浮遊餌料を摂餌したり、陰影空間に身を隠すように滞泳していました。

ウスメバル  
ウスメバル幼魚 クロソイ・キツネメバル
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 青森県鯵ヶ沢地区 広域漁場整備事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成13〜15年
設置水深 41m
調査年月 平成24年9月

 こちらの魚礁群は約80m四方の範囲に密集して配置され、設置後10年が経過しています。

 調査では、ブリ、マアジ、マダイ、メバル、ウスメバル幼魚等、根魚から回遊魚まで多岐にわたる有用魚種が観察されました。特にメバルは大型個体の群れが蝟集しており、魚礁群内部で滞泳したり、上層部で摂餌行動をとったりする様子がみられました。
 また、魚礁の梁部ではイワガキが群生している箇所があり、産卵行動も観察されました。

ブリ  
イワガキ メバル
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 青森県木野部地区 広域漁場整備事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成13〜16年
設置水深 72〜74m
調査年月 平成25年9月

 平成20年に実施した前回の調査から5年経過しましたが、配置状況に変化はなく、魚礁が密集して設置されていました。

 魚礁群では、ウスメバル、ババガレイ、アイナメ等の岩礁性魚類が観察されました。
 魚礁群の周囲や上層では、ウスメバルが100尾程の群れで蝟集しており、ROVの接近に対し魚礁内部へ逃避したり、潮上方向から流れてくる浮遊餌料を摂餌する様子がみられ、魚礁群を隠れ場や餌場として利用しているものと思われました。

 ババガレイ  
ウスメバル ウスメバル
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秋田県

岩城地区 秋田地区 能代地区1 象潟地区 能代地区2 由利本荘地区 

 秋田県岩城地区 並型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成8・9年
設置水深 25〜30m
調査年月 平成10年6月

 この海域は、FP魚礁3.25型が単体設置されています。
 この調査では、マアジ、ヒラメ、カレイ、マダイ、メバル、クロソイ、アイナメ、ウマヅラハギなどの魚の蝟集が観察されました。特に魚礁下部周辺で洗掘がおこり底質に変化が現れている箇所には、ヒラメ、カレイ類が多数棲息していました。
 また、ROVでヒラメに近づくと礁に向かって逃避行動をとることが観察され、魚礁を隠れ場にしているのではないかと思われます。

マアジ  
ヒラメ・メバル メバル
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 秋田県秋田地区 並型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成3年
設置水深 30m
調査年月 平成11年7月

 この海域は、FP魚礁3.25型が単体設置されています。
 調査では、マダイ、クロダイ、イシダイ、スズキ、アジ科、クロソイ、メバル、ウスメバル、アイナメ、ウマヅラハギ、ヒラメ、カレイ科等の有用魚類が多数観察されました。

 特にクロソイ、メバル、ウマヅラハギは1群600尾程の混成魚群で魚礁内部や周辺に蝟集し、アジ科は魚礁直上部や周辺を1群200尾程の群れで回遊していました。これらの群れを数群体観察しており、当魚礁漁場には相当数の蝟集量があるものと考えらます。

クロソイ・メバル  
アジ科 メバル
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 秋田県能代地区 並型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成3年
設置水深 28m
調査年月 平成12年7月

この海域には、FP魚礁3.25型が単体設置されています。

 魚礁内では、クロソイ、アイナメ、ウマヅラハギの群れが、また魚礁下部では稚魚の群れが観察されました。また、魚礁間を単独で遊泳するマダイやクロダイも観察されました。

 魚礁表面には、大きく生長したイワガキやホヤ等が付着し、微細な空間が形成され、魚類の餌料供給の場となっているものと思われます。

稚魚の群れ  
クロソイ・ウマヅラハギ クロソイ・アイナメ
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 秋田県象潟地区 並型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成7・11年
設置水深 34〜36m
調査年月 平成13年7月

 魚礁が設置されているポイントは平坦な砂質の海底で、魚礁は概ね集中設置されていました。

 今回観察された魚類はマダイ、ブリ、マアジ、アイナメ、クロソイ、メバル、イシダイ等で、魚礁が集中して設置されている箇所の方が魚類の蝟集が良い傾向にありました。

 魚礁表面にはイワガキ、フジツボ、マボヤ等が覆い尽くすように着生しており、魚類の棲息環境を良好に保っていると思われます。

マアジ  
アイナメ・付着したイワガキ マアジ・イシダイ
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 秋田県能代地区 並型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成6・14年
設置水深 30・32m
調査年月 平成15年7月

 スキャニングソナーで確認されたFP魚礁は6基で、まとまって配置されていました。

 観察された魚類はアイナメ、カタクチイワシ、ウミタナゴ等で、魚礁の周辺・内部を遊泳していました。また、魚礁による潮のよどみにはプランクトンの定位が観察され、イワシ類の餌料になっていると考えられます。
 
 また、近隣海域でのヒラメの水揚も多いことから、魚食性魚類の餌料提供の場としても有効に機能していると考えられ
ます。

魚類幼稚仔  
クロソイ クロソイ・ウマヅラハギ・メバル
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 秋田県由利本荘地区 並型魚礁設置事業
地域水産物供給基盤整備事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成9・16年
設置水深 27〜32m
調査年月 平成18年7月

 この地区では造成年度・配置状況の異なる2つの魚礁群を観察しました。

 観察された有用魚種は、ブリ、ヒラマサ、マダイ、クロダイ、メバル、クロソイ、スズキ、アイナメなど非常に多彩でした。魚礁が集中して設置された箇所では、陰影空間や小空間が多く確保され、暗がりを好むメバルが多く蝟集していました。

 魚礁にはイワガキ、イガイ、フジツボ、カイメン、ホヤ等が大量に着生し、生物相の厚さは付近の天然礁を上回っていました。

メバル  
ブリ メバル
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山形県

温海地区1 温海地区2 温海地区3

 山形県温海地区 人工礁漁場造成事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成7〜11年
設置水深 63〜71m
調査年月 平成9・10年6月
平成11年4月

 この海域は、FP魚礁3.25型がほぼ円錐形に山積みされており、高さ15mを有しています。

 この漁場の調査は、平成9〜11年の間毎年行っており、魚礁群上部では、ウスメバル、マアジ、ウマヅラハギの大きな群れが観察され、魚礁群内部ではイシダイ、アイナメ、タヌキメバル等が観察されました。

 また魚礁表面の付着生物も経年的に種類・量ともに増大しており餌料環境も良好になってきていると思われます。

ウスメバル・ウマヅラハギ  
イシダイ マアジ・ウマヅラハギ
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 山形県温海地区 人工礁漁場造成事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成7〜9年
設置水深 70m
調査年月 平成13年7月

 魚礁群は4〜5段積み相当(高さ約15m)、頂上部は3〜5m程度の凹凸があり、変化に富んだ魚礁群です。

 今回最も多く観察されたのは、全長が15cm程度のウスメバルでした。大規模な群れで遊泳し、時折浮遊物を摂餌していましたが、ROVが接近すると魚礁内部に逃避行動をとるなど、魚礁群を隠れ場・摂餌場として利用する様子が観察されました。
 魚礁の表面にはフジツボ類
、カキ類、ホヤ類等が覆い尽くすように着生していました。

ウスメバル  
イシダイ ウスメバル
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 山形県温海地区 人工礁漁場造成事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成7〜9年
設置水深 67m
調査年月 平成14年8月

 この魚礁群は、平成9年から毎年追跡調査を行っていますが、配置状況に変化はなく、高さ15m程の乱積み形状を保っています。
 今回の調査では、100〜200尾のウスメバルの群れが魚礁側近や内部で滞泳しており、
その群れを狙っていると思われるオオクチイシナギの遊泳も観察されました。乱積み魚礁群内ではすでに小さな生態系が確立されているものと考えられます。
 魚礁表面は、フジツボやカキ類、ホヤ類、コケムシ等が覆っており、量的には安定期に入っていると考えられます。

ウスメバル  
オオクチイシナギ ウスメバル
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福島県

双葉地区1 双葉地区2

 福島県双葉地区 大型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成10年
設置水深 43m
調査年月 平成14年11月

 FP魚礁は平坦な岩盤域に、5〜20mの間隔で配置されていました。

 観察された魚類は、ウスメバル、アイナメ、マアジ、イシダイ、キツネメバル等でした。マアジは魚群探知機に濃密な反応が出るほどの大きな群れで、全長25〜35cmの個体が魚礁間を縫うように遊泳していました。
 魚礁の表面にはマボヤ、ナマコ類、フジツボ類、イソギンチャク類等が着生しており、豊富な付着生物が魚類の蝟集に好影響を及ぼしていると考えられます。

マアジ  
ウスメバル キツネメバル・イシダイ・アイナメ
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 福島県双葉地区 大型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成9〜16年
設置水深 42〜50m
調査年月 平成18年11月

 この海域では、造成年度の異なる広い範囲の調査を行い、各調査地点ではFP魚礁3.25型が数個ずつ隣接した状態で配置されていることが確認されました。

 魚礁内部ではメバルとウスメバルが混成魚群を形成しており、浮遊物を摂餌する様子が観察されました。魚礁周囲ではイシダイが群れで遊泳し、魚礁付近の海底や上梁部では大型のババガレイが定座している様子も観察されました。
 この魚礁群が、岩礁性魚類を中心とした様々な魚類に棲息場所を提供しているようでした。

メバル・ウスメバル・イシダイ  
イシダイ ババガレイ
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茨城県

大洗地区 波崎地区 川尻地区

 茨城県大洗地区 並型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成4〜9年
設置水深 22〜25m
調査年月 平成10年11月

 この海域は、FP魚礁3.25型が単体設置されています。

 調査当日、透明度が悪く魚類の観察に適した状態ではありませんでしたが、イシダイ、スズキ、クロダイ、アイナメなどの有用魚種が多数観察されました。

イシダイ  
スズキ アイナメ
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 茨城県波崎地区 並型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成9・11年
設置水深 28m
調査年月 平成13年1月

 魚礁は5〜10m程度の適度な間隔を空けて配置されていました。

 魚礁の表面には、コケムシ網、カイメン類、フジツボ類、カンザシゴカイ科等がまんべんなく着生していました。また、著しく発達したカイメン類の上にはアイナメの卵塊が確認されました。(写真左、灰色のものが卵塊)
 今回の調査で観察されたアイナメは全て大型で、婚姻色を帯びているものや、卵塊を保護しているものなど、ア
イナメの多様な生態が観察できました。

卵塊を守るアイナメ  
アイナメ アイナメ
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 茨城県川尻地区 大型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成5〜10年
設置水深 24〜27m
調査年月 平成15年12月

 この海域は、水温が高い時期は透視度が低く魚類の観察に適さないため、12月末(底水温12.6℃)に調査を行いました。

 観察された魚類はアイナメ、ヒラメ、ババガレイ、ウミタナゴなど冷水域に棲息する魚類が主体でしたが、ROV潜航直後にはマアジの群れも観察されました。
 アイナメは各々の魚礁に1尾ずつ観察されましたが、みな婚姻色を呈し、激しい縄張り行動が見られました。またババガレイは盛んに付着物をついばみ、底生魚にも良好な餌料供給の場を提供していると考えられます。

ウミタナゴ  
付着物を摂餌するババガレイ アイナメ
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千葉県

大原地区 銚子地区1 鋸南地区 銚子地区2 富山地区 館山地区

 千葉県大原地区 大型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成5年
設置水深 25m
調査年月 平成9年4月

 この海域は、FP魚礁3.25型が単体設置されています。

 この調査では、イサキ、イシダイ、マダイ、メバル、ウミタナゴ、カワハギなどが観察されました。

 また、魚礁表面には、カジメ幼体が着生しており、餌料環境も良好であると思われます。

イシダイ  
ウミタナゴ イサキ・イシダイ
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 千葉県銚子地区 人工礁漁場造成事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成8〜11年
設置水深 27〜288m
調査年月 平成10年11月

 この海域は、FP魚礁3.25型が密集した形で設置されています。

 調査では、イシダイ、マダイ、クロダイ、マアジ、アイナメなどの有用魚種が観察されました。

 中でもマアジの蝟集量が多く、魚礁群直上部から海面近くまでひんぱんに往復していました。これらのマアジは、これを捕食するブリ、スズキ、ヒラメなどの餌となるため、今後これらの高級魚の好漁場となることが期待できます。

マアジ  
イシダイ イシダイ・アイナメ
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 千葉県鋸南地区 並型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成10年
設置水深 44m
調査年月 平成11年12月

この海域は、FP魚礁3.25型が集中して設置されています。

 調査では、マダイ、イシダイ、スズキ、クロダイ、カワハギ等の多数の有用魚種が観察されました。

 イシダイについては、小型の個体が多く観察され、この魚礁群が育成礁の様な役割を果たしていると考えられます。スズキは大型の個体が多く、餌となる小魚の蝟集も多いことから索餌場としての役割も果たしていると考えられます。

スズキ  
ネンブツダイ イシダイ
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 千葉県銚子地区 並型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成8・10・12年
設置水深 21〜23m
調査年月 平成13年5月

 FP魚礁は、約20基がまとまった状態で、平置きされていました。

 観察された有用魚類はスズキ、イシダイ、アイナメで、特にスズキは全長80cmを越える大型の個体が小群を形成し魚礁内部を遊泳していました。
魚礁の潮下側にはアミ類の大規模なスウォームが確認され、アイナメが盛んに摂餌する様子が観察されました。また、このアミ類はイワシ、マアジ等の餌となるため、今後は小型魚類の蝟集が期待されます。

イシダイ  
イシダイ スズキ
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 千葉県富山地区 並型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成11年
設置水深 23m
調査年月 平成14年3月

 ROV搭載のソナー反応から、この海域ではFP魚礁が密集して配置されている様子が確認できました。
 
 FP魚礁の梁部上面には、全長15〜30cmのカジメの繁茂が観察されました。その他、クロメ、モク類等の藻類、イガイやフジツボ類、ウミトサカ類等の着生が見られました。
 これらの動植物によって形成された隠れ場には、トゴットメバルやメバルの幼魚、ネンブツダイ、魚種不明の幼魚のほか、クロダイやイシダイも蝟集しており、休息場・餌料場、幼稚仔魚の保護場として機能していました。

カジメの繁茂  
トゴットメバル幼魚 魚類稚魚
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 千葉県館山地区 漁場整備工事

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成19〜22年度
設置水深 19〜23m
調査年月 平成23年11月

 魚礁群は水深19〜23mの平坦な海底に半径15m程度の円内に収まるように設置され、2段に積み重なった箇所が複数確認されました。
 
 観察された魚類はカンパチ、キビナゴ、ブリ、イシダイ等で、回遊性魚類から岩礁性魚類まで生態の異なる魚類の蝟集が観察されました。特に、キビナゴは大規模な群れを形成し、広範囲を遊泳しており、群れの全体量を把握するのが困難なほどでした。
 魚礁群は集中的に設置されており、設置後数年程度ですが、早期に魚礁効果を発現していることが確認されました。

イシダイ  
カンパチ キビナゴ
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静岡県

御前崎地区

 静岡県御前崎地区 人工礁漁場造成事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成10〜13年
設置水深 65〜72m
調査年月 平成14年6月

 調査を行った3つの魚礁群は、いずれも高さ約10〜14mの乱積み魚礁群を形成していました。

 観察された有用魚類は、U型魚のマハタやイシダイ、トゴットメバル、V型魚のマアジ等でした。なかでもマアジの蝟集量が非常に良好で、3箇所で約30,000尾が観察されました。

 魚礁の表面にはフジツボ、カンザシゴカイ類等が着生し、魚礁群のよどみに浮遊生物が集まる等、餌料による魚類
の棲息環境が良好に保たれた魚礁漁場です。

マアジ  
トゴットメバル イシガキダイ・マハタ
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愛知県

南知多地区

 愛知県南知多地区 並型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成13・14年
設置水深 23m
調査年月 平成14年9月

 FP魚礁は、2m程度の間隔を空けて南北方向に3列に配置されていました。また、沈船魚礁に隣接しているブロックもあり、広がりと変化に富んだ配置となっていました。

 調査ではクロダイやスズキ、メバル、マアジ、アカカマス、イシダイ等数多くの魚類の蝟集が観察されました。
 調査の2週間前に沈設された14年度魚礁にもメバルやマダコ等が観察され、早期的な魚礁効果の発現が確認されました。

スズキ・アカカマス  
メバル クロダイ
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新潟県

姫津北えびす地区

 新潟県姫津北えびす地区 漁港漁場機能高度事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成17年
設置水深 70〜77m
調査年月 平成20年7月

 ここでは、FP魚礁3.25型30個で構成される乱積み魚礁群、5箇所の調査を行ない、ブロックは3段積み相当、高さ約9m程に積み上がり、理想的な乱積み群体が形成されていました。

 調査ではウスメバル、マアジ等の有用魚種が、魚礁群周囲を濃密な群れで遊泳していることが観察され、魚礁直上の潮上では、浮遊餌料を捕食する行動が頻繁にみられました。
 
 ブロックの表面では、イタボガキ科の着生が多く見られました。

ウスメバル  
ウスメバル マアジ
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石川県

滝地区 志賀地区 舳倉島地区 門前地区 富来地区 塩屋地区 珠洲地区
志賀地区
 中部外浦地区
  長手崎地区

 石川県滝地区 並型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成13年
設置水深 24m
調査年月 平成14年7月

 魚礁は半径30mの円内にまとまって配置され、海底は平坦な砂質でした。

 調査ではT〜W型の魚類が観察されました。魚礁群底層にはカレイ科、アイナメ、中層部にはメバル、イシダイが滞泳し、上層部ではマダイやスズキ、マアジが遊泳して非常に良好な蝟集状況でした。

 設置して間もない魚礁ですが、水深が比較的浅いためか付着生物が多く、早期の魚礁効果発現に寄与していると考えられます。

メバル・アイナメ  
マダイ メバル・イシダイ
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 石川県百浦地区 並型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成12年
設置水深 25m
調査年月 平成14年7月

 魚礁は半径50mの範囲に群体を形成していました。
 観察された魚種はマダイ、スズキ、イシダイ、クロダイ、ヒラメ、マアジ等でした。
 観察中、小型のマアジが何度も来遊していたことから、今後は小型マアジを捕食する大型魚食性魚類の蝟集・来遊が期待されます。
 
 付着生物の着生も順調で、今後の経年により、さらに餌料供給の場・幼稚仔魚の保護育成の場として、より良好な環境を形成するものと思われます。

マアジ  
マダイ ウマヅラハギ
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 石川県舳倉島地区 広域漁場整備事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成13〜14年
設置水深 99〜100m
調査年月 平成15年8月

 舳倉島は、能登半島の輪島市から約50km北に位置し、FP魚礁は島の東部、水深100mの地点に設置されています。

 調査当日は海況が厳しく、外洋の大水深に設置された魚礁側近に船位を固定するのに時間を要したため、観察時間は25分程度でした。しかしウスメバル幼魚やクロソイの群れが確認でき、大水深での経年の少なさの割には良好な蝟集状況でした。今後の経年によって生物相が多様化し、良好な魚礁漁場となることが見込まれます。
 また、減耗の激しい幼稚仔期のウスメバルの保護礁になっており、狙いどおりの魚礁群になっていました。

ウスメバル  
クロソイ クロソイ
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 石川県門前地区 並型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成12年
設置水深 46〜47m
調査年月 平成15年8月

 この魚礁漁場は、能登半島外浦の門前町皆生漁港沖合いに位置し、通年潮どおしのよい海域です。
 FP魚礁は5〜20mの間隔で平面的に設置されており、魚礁に定着しているアイナメ、クロソイやイシダイ、スズキのほか、マアジ、ブリ等の回遊性魚類、底棲魚のヒラメまで幅広い生態の魚類が観察されました。

 特に小型のマアジは、魚礁の密集箇所で常に観察されました。小型のマアジはブリやクロソイ、ヒラメなど魚食性魚類の餌料となるため、多様な魚類の蝟集を誘引しているものと考えられます。

ウマヅラハギ  
ヒラメ マアジ
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 石川県富来地区 広域漁場整備事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成13〜18年
設置水深 72〜80m
調査年月 平成16年9月

 この地区ではFP魚礁3.25型で構成された乱積み群体が複数設置されています。ブロックは最高部で3段に積み重なっており、複雑な形状をした魚礁群が形成されていました。
 
 設置後1〜3年目の群体でしたが、全長40cm前後のマダイの群れや、マアジ、ブリといった回遊魚の大群、底性魚のヒラメ等、早くも多様な魚類に対しての蝟集効果が現れている様子でした。

ブリ  
ヒラメ マアジ
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 石川県塩屋地区 広域漁場整備事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成15年
設置水深 125m
調査年月 平成18年7月

 この地区では、平成15年度に水深125mの海底に造成された魚礁群を観察しました。

 観察された小型のウスメバルは、魚礁群内部の小空間を遊泳しており、この魚礁群を隠れ場として利用していました。また、深海性のオオクチイシナギの群れが魚礁群の内部や周辺を繰り返し遊泳している様子が低照度テレビカメラのモノクロ映像でも頻繁に観察されました。さらに、魚礁の内部では、全長200cmのミズダコが定座している様子も確認されました。

ミズダコ  
ウスメバル オオクチイシナギ
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 石川県珠洲地区 幼稚仔保育造成事業
広域漁場造成事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 昭和54年・平成18年
設置水深 30・60m
調査年月 平成20年9月

 この地区では、設置後30年が経過した単体設置の魚礁群と平成18年度に設置された乱積み魚礁群を観察しました。

 造成年度の古い地点では、マアジの蝟集量が卓越しており、各ブロックで観察されました。またブロック内部ではキジハタも滞泳していました。
 乱積み魚礁群では、マダイの大規模な群れが観察され、ROVに逃避行動を示すものの魚礁群から大きく離れることはありませんでした。

マダイ  
マアジ キジハタ
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 石川県志賀地区 人工礁漁場造成工事
広域漁場整備事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成13・19年〜
設置水深 70・79m
調査年月 平成22年11月

 この海域では、砂泥の海底に設置された2つの乱積み魚礁群を観察しました。両魚礁群のブロックとも2〜3段に積み重なり安定して設置されています。

 魚礁群には、マアジ、ブリ、スズキ、マダイ、キダイ、イシダイ、メバル、ソイ類等、生態の異なる多種多様な魚類が蝟集していました。特にマアジの蝟集量は卓越しており、大きな群れを形成し魚礁群を覆うように来遊する様子や摂餌行動が観察されました。
 また、通常、逃避行動の激しいキダイが魚礁周囲を遊泳する映像の撮影にも成功しました。

マアジ  
キダイ クロソイ
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 石川県中部外浦地区 広域漁場造成工事

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成16・17年
設置水深 40〜42m
調査年月 平成25年10月

 調査では、水深40m程の海底に設置された2つの乱積み魚礁群を観察し、どちらの魚礁群も、ブロックが複雑に重なり合い内部には多数の小さな暗がりが形成されていました。

 この地点では、ヒラマサ、カンパチ、スズキ、メバル、イシダイ等の様々な有用魚種が観察され、魚礁群が回遊性魚類にとっての索餌場、岩礁性魚類にとっての保護・休息場と、生態に合わせた棲息場を提供していることが確認されました。

カンパチ  
イシダイ メバル
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石川県珠洲長手崎地区 大型魚礁設置工事

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成21年
設置水深 84〜86m
調査年月 平成27年10月

 ここでは、FP魚礁3.25型146個による乱積み魚礁群を観察しました。魚礁群は13〜15m(5段積み相当)の高まりを形成し、下層部では複雑に重なったブロックにより多数の陰影空間が形成され、理想的な乱積み形状が確認されました。

 魚礁群頂上部では、マダイ、ブリ、マアジが大規模な群れで遊泳しており、内部の暗がりでは、マハタ、キジハタ、クロソイ、ウスメバル等の岩礁性魚類も多数観察されました。
 この魚礁群が生態の異なる魚類に多様な生活空間を提供しているものと推察されました。

ブリ  
マアジ マハタ
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福井県

三国地区1 三国地区2 高浜地区 美浜地区1 美浜地区2 美浜地区3 美浜地区4
敦賀地区 嶺北地区
 小浜地区

 福井県三国地区 単独大型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成1・2年
設置水深 45〜65m
調査年月 平成3年6月

 この海域は、FP魚礁3.25型が集中設置されています。

この調査では、アジ、マダイ、メバル、クロソイ、アイナメ、ウマヅラハギなどが観察され、魚礁周辺では、多様で高密度な魚群が形成されていました。

マアジ  
メバル クロソイ
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 福井県三国地区 人工魚礁漁場設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成1・5年
設置水深 44〜55m
調査年月 平成11年8月

 この海域は、FP魚礁3.25型が集中設置されており最大高さ約10mを有していました。

 調査では、マダイ、ヒラマサ、イシダイ、マアジ、ウマヅラハギ等の有用魚種を含む多くの魚類が観察されました。

 礁外周部には、マダイが蝟集し、魚礁群を取り囲む様に全長5〜25cmのマアジが数百尾の群れを形成し、その群れを追うようにヒラマサが小群にて回遊しているのが観察できました。

ヒラマサ  
マアジ クロソイ
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 福井県高浜地区 並型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成6・10年
設置水深 43〜47m
調査年月 平成12年8月

 この海域は、FP魚礁3.25型が密集して設置され、魚礁群を形成しています。

 調査では、マアジ、ブリ、マダイ、クロソイ、マハタ、キジハタ、カワハギ、ウマヅラハギ、ウスメバル等の多くの有用魚類が観察できました。
 魚礁群を取り囲むように全長5〜25cmのマアジが数百尾の群れを形成し、その群れを追ってブリの群れが来遊するのが観察されました。

キジハタ  
マアジ マアジ
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 福井県美浜地区 大型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 昭和59年
設置水深 63m
調査年月 平成12年8月

 この海域では、FP魚礁3.25型が集中設置されています。
 調査ではマダイ、イシダイ、マアジ、カマス、ウマヅラハギ等の有用魚種が多数観察され、非常に良好な蝟集状況でした。

 マダイは全長30〜50cmの大型の個体が多く、魚礁周辺を群れで遊泳しており、ROVに対する警戒心もあまりない様子でした。
 大型のマアジは
、魚礁周辺を取り囲むように、またその上層を数百尾のカマスの群れが遊泳しているのが観察されました。

マダイ  
マアジ マアジ
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 福井県美浜地区 並型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成7・9年
設置水深 48〜62m
調査年月 平成12年8月

 この海域では、FP魚礁3.25型が平坦な砂の海底に単体で設置されています。

 調査ではマダイ、イシダイ、マアジ、ウマヅラハギ等の有用魚種が観察されました。

 魚礁上部には、ウスメバルの幼魚やマアジがそれぞれ数百から数千の群れで蝟集しており、これらを捕食するために来遊したスズキやカンパチが観察されました。

ウスメバル幼魚  
イシダイ マアジ
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 福井県美浜地区 並型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成9・13年
設置水深 40〜56m
調査年月 平成14年9月

 魚礁は5〜15mの間隔で平面的な配置になっています。併せて角型魚礁が重なりをもって設置されており、変化に富んだ環境が創りだされていました。
 調査では大小様々なマダイの群れや、ブリ、ヒラマサ、マアジ等回遊魚の他、岩礁性魚類のキジハタなどが観察され、蝟集量は前回同様に豊富であり、安定期に入っていると思われます。
 魚礁表面はコケムシ綱、カンザシゴカイ科等で覆われていました。経年による着生量の違いはあったものの、生物相は変わらず、今後の生育・増加が期待できます。

マダイ  
マアジ ブリ・ヒラマサ
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 福井県美浜地区 大型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 昭和59年・平成11年
設置水深 63〜68m
調査年月 平成15年9月

 美浜町周辺では、多様な魚礁漁場が形成されていますが、今年調査を行った4箇所のうち2箇所を紹介します。

 平成11年度造成海域では、魚礁は広範囲に設置され、魚礁間を遊泳するブリの群れが観察されました。小型のマアジの大群が魚礁を取り巻いていたため、これを追っての索餌回遊と考えられます。
 また昭和59年度造成海域では、以前にも調査を行っていますが、ヒラマサ、スズキ、マダイ、マアジ、キジハタ、イシダイ、ウスメバル幼魚、オニオコゼ等多岐にわたる魚種が蝟集し、天然礁と遜色ない状況が再確認さ
れました。

ブリ  
スズキ マアジ幼魚・ウスメバル幼魚
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 福井県敦賀地区 大型魚礁設置事業
人工礁漁場造成事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成12・13年
昭和61年、平成1年
設置水深 60〜70m
調査年月 平成16年5月

 敦賀沖ではブロックが15〜20m程度の間隔で設置されています。点在する一つ一つのブロックには小型のイシダイ、ウマヅラハギ、コショウダイ等の群れが観察されました。また、中部以西では珍しいミズダコが2個体観察され、エサの豊富な海域であると思われます。
 
 河野村沖では設置後15年以上経過した乱積み魚礁群を観察しました。ブロックの表面は多量の付着生物に覆われていて、FP魚礁の形状がわからなくなる程でした。
 ここではウスメバルとウマヅラハギの蝟集が卓越していて、良好な魚礁漁場が形成されていました。

ウスメバル  
クロソイ・イシダイ・コショウダイ ミズダコ・カサゴ・アオハタ・アイナメ
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 福井県嶺北地区 広域漁場整備事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成16年
設置水深 98〜102m
調査年月 平成17年10月

 この地区では水深100m前後の海底にFP魚礁3.25型25個で構成された乱積み魚礁群が設置されています。

 魚礁群はブロックの積み重なりによって適度な高さと、複雑な内部陰影空間を有する理想的な形状になっていました。

 設置後1年程度の魚礁群ですが、早くも深海性の回遊魚であるメダイや、岩礁性の高いオオクチイシナギ、イシダイ、カサゴが観察され、それぞれの生態に合った生息場所を選択し、蝟集していました。

メダイ  
オオクチイシナギ オオクチイシナギ
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 福井県小浜地区 大型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成8・11年
設置水深 60〜69m
調査年月 平成27年11月

 この地点では、FP魚礁3.25型が単体または2、3個のまとまりで点在配置されている造成年度の異なる2つの漁場を観察しました。

 魚礁群では、キジハタ、イシダイ、ウマヅラハギ等の岩礁性の有用魚種が観察されました。魚礁内部にはネンブツダイ幼魚、その付近ではをキジハタの滞泳が見られ、魚礁が小型魚の保護場、魚食性魚類の摂餌場となっていると推察されました。またマアジ幼魚は群れで魚礁群を行き来しており、一時的な生育場として利用しているようでした。

イサキ・ウマヅラハギ  
マアジ幼魚 キジハタ
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三重県

神島地区 紀伊長島地区

 三重県鳥羽市神島地区 並型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成10年
設置水深 31〜34m
調査年月 平成12年12月

 この海域は、FP魚礁3.25型が単体で一定の間隔をおいて平面的に設置されています。

 調査では、マダイ、クロダイ、スズキ、イシダイ、コショウダイ等の多くの有用魚種を観察することができました。

 コショウダイは、50尾程度の群れと35尾程度の2つの群れが頻繁に魚礁間を遊泳しており、その群れにイシダイが数尾混じって遊泳している様子も観察できました。

コショウダイ  
クロダイ コショウダイ
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 三重県紀伊長島地区 並型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成11年
設置水深 29〜31m
調査年月 平成13年5月

 FP魚礁が設置された海底付近は自然光が届き、透視度が高く観察に適した状況で、10基程度が集中配置されていました。
 
 蝟集魚種はイサキ、マアジ、イシダイ、ネンブツダイ等でした。イサキは200尾以上の大群を形成していました。またネンブツダイは1,600尾もの大群で魚礁群を覆う様に蝟集していました。
 魚礁表面にはウミトサカ科、ヤギ目等が見られました。また光合成を行う海藻のアオサ科の着生が観察され、この海域が常時高い透明度を保っている事がうかがえました。

イサキ  
マアジ・イサキ イサキ
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兵庫県

由良地区  香住地区 浜坂地区 三尾地区 姫路地区

 兵庫県由良地区 大規模増殖場造成事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 昭和58〜62年
設置水深 25〜60m
調査年月 平成2年10月

 この海域は、FP魚礁3.25型が単体設置されています。

 この調査では、イサキ、マアジ、マダイ、ブリ、メバル、カサゴ、カワハギなどが観察され、潮流の速い海域で魚礁が魚類の憩いの場になっていると考えられます。

ブリ  
イサキ マダイ
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 兵庫県香住地区 広域型増殖場造成事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成11〜12年
設置水深 35m
調査年月 平成15年9月

 この地点では、魚礁は20〜25mの間隔で設置されていました。
 最も頻繁に観察されたのはマダイで、魚礁側近・魚礁間を小群で遊泳していましたが、警戒心が強く、ROVが近づくと魚礁内に逃げ込む様子が観察されました。このほかブリ、イシダイ、キジハタ、イサキ幼魚、マアジ、メバル、カワハギ、ウマヅラハギなどが魚礁周辺で観察されました。
 また魚礁側近で、当増殖場の主要対象魚であるヒラメも観察されました。周辺海底にはヒラメの潜入痕がしばしば観察されたため、相当数が棲息していると推測されます。

マダイ・イシダイ  
ブリ ウマヅラハギ
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 兵庫県浜坂地区 広域型増殖場造成事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成4・5年
設置水深 242〜247m
調査年月 平成18年8月

 この地区では平成4・5年度に水深が240mを超える深海にズワイガニを対象として造成された魚礁を観察しました。

 造成海域では,体の一部を泥に潜らせたズワイガニが数多く観察され、ROVの接近でも極端な逃避行動は認められませんでした。その他、ゲンゲsp.やヒレグロ、ハタハタ等の深海魚やエッチュウバイ、ヤドカリ類等も広範囲に分布していました。また、魚礁の表面では、モロトゲアカエビ、イバラモエビ等の有用なエビ類も多数観察されました。

ズワイガニ  
モロトゲアカエビ ズワイガニ(2尾)
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 兵庫県三尾地区 増殖場造成事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成14〜17年
設置水深 34〜42m
調査年月 平成18年11月

 この海域では、FP魚礁3.25型を含む多くの種類の魚礁がランダムな間隔で配置され、魚類の好む陰影部や広がりが広範囲にわたり形成されていました。

 魚礁の内部及び周囲では、多数のマアジやネンブツダイ等の小型魚類が群れで蝟集していました。その上層部では、スズキやブリが回遊し、ブロックの上梁部や側近にはヒラメ、キジハタ等の魚食性魚類も観察されました。特に、FP魚礁におけるヒラメの蝟集量は卓越しており、上梁部で7尾確認されました。

マアジ  
ヒラメ スズキ
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 兵庫県姫路地区 並型魚礁設置工事

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成19年
設置水深 30m
調査年月 平成24年10月

 ここでは、単体の魚礁が3〜5m間隔でランダムに配置されています。

 調査では、ブリ、マアジ、スズキ、クロダイ等の有用魚種が観察されました。特にマアジの蝟集量が多く、魚礁に留まり遊泳する様子が観察され、群れの密度が高くROV搭載のスキャニングソナーの反応から尾数の推定を行いました。また、魚礁上部では、マアジの摂餌行動も度々みられ、その背後や上層では、ブリの回遊も確認されました。

ブリ  
マアジ スズキ
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鳥取県

名和・中山地区

 鳥取県名和・中山地区 大型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成7・10年
設置水深 35〜53m
調査年月 平成12年9月

 この海域は、FP魚礁3.25型が比較的締まった粗砂の海底に概ね10〜15m程度の間隔を保ちランダムな形で設置されています。
 調査海域は比較的透視度が良好で、多くの有用魚種が観察されました。

 なかでもブリの蝟集が顕著で、魚礁側近には餌となるマアジ、ネンブツダイ等が多く蝟集しており、これらの餌生物を狙った索餌回遊であると考えられます。
 また、マダイの幼魚の群れも観察されました。

ブリ  
カンパチ ネンブツダイ幼魚
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島根県

大社地区

 島根県大社地区 大型魚礁設置事業
並型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型他
造成年度 昭和62・57年
設置水深 91・63m
調査年月 平成15年6月

 調査では、水深の異なる2地点を調査しましたが、双方とも、海中構造物の基盤として耐久性の高い鉄筋コンクリート魚礁を設置しており、経年によって着生した付着生物群が餌料環境の向上に寄与し、多様な魚類が見られ、水深が浅い昭和57年度造成箇所はまさに天然礁に匹敵する魚礁漁場となっていました。
 蝟集魚種は、クロソイ、カサゴ、イシダイなど岩礁性魚類や、マアジ、ブリなどの回遊性魚類など多岐にわたるものでした。マアジは、ROVが接近すると逃避するものの、観察時間の大半で魚礁群を取り巻いて遊泳し、魚礁への定着性が見られました。

ブリ  
カサゴ・クロソイ マアジ
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山口県

阿武地区 山口北地区1 山口北地区2 山口北地区3>

 山口県阿武地区 並型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成9年
設置水深 67m
調査年月 平成11年6月

 この海域は、FP魚礁3.25型が単体設置されています。

 調査では、マアジ、クロソイ、イシダイ、マハタ、ウマヅラハギなどの有用魚種が観察されました。

 また、この魚礁群は設置後2年しか経過していないことから、今後付着生物の増加が期待され、魚礁周辺の餌料環境が整うと共に、更に蝟集効果が高まると思われます。

マアジ  
ウマヅラハギ マハタ・イシダイ・イラ
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 山口県山口北地区 沖合漁場整備事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成17年
設置水深 100m
調査年月 平成20年7月

 観察を行なった魚礁群は2群体で、1群体は250個の乱積みで5〜6段に重なり、高さ約20mとなり、もう1群体は159個の乱積みで2〜3段で高さ約10mとなっています。
 観察された有用魚種は、メダイ、ブリ、マアジ、イサキ、マハタ、イシダイ、クロソイ、カサゴ、ウマヅラハギと多岐に亙りました。
 メダイは、ブロック最上部から最下部まで広範囲を大群で回遊しており、ROVの接近にも逃避することなく、魚礁群に強い定着性を示しており、マアジは、大群で魚礁群上部を回遊し、浮遊餌料を摂餌する様子が多く見られ、両魚種の蝟集量が卓越していました。

メダイ  
マアジ イサキ・イシダイ
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 山口県山口北地区 沖合漁場整備事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成17〜22年
設置水深 100m
調査年月 平成23年5月

 この地点には、FP魚礁3.25型250個で構成された9群体の乱積み魚礁群が設置されており、そのうちの2群体を観察しました。どちらも20m程の魚礁の積み重なり高さと内部には多数の複雑な陰影空間が形成されていました。
 
 魚礁では、メダイ、ヒラマサ、マアジ、イサキ等の有用魚種が観察されました。回遊性魚類は魚礁群の周囲や上層を時間差をおいて来遊しており、岩礁性魚類は魚礁群の内部や周囲を遊泳していました。この魚礁群は過去2回調査しており、経年を重ねるごとに魚類蝟集量が増加している傾向でした。

メダイ  
マアジ・ヒラマサ・ブリ マハタ
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 山口県山口北地区 沖合漁場整備事業

沈設魚礁 FP魚礁3.25型
造成年度 平成17〜23年
設置水深 96〜100m
調査年月 平成24年11月

 この地点には、1群体あたり250個のFP魚礁3.25型で構成された9山の乱積み群体が設置されています。そのうち2群体の観察を行なったところ、共に20m程に積み上がり、内部には魚類の棲息空間が多数形成されていました。
 魚礁群の周囲や上層では、メダイ、ヒラマサ、マアジ等の回遊性魚類の遊泳が時間差をおいて繰り返しみられ、魚礁群の内部では、イサキ、イシダイ等の岩礁性魚類も多数確認されました。
 経年を重ねるごとに、魚類蝟集量が増し、魚類にとって好適な環境が整ってきていることが確認されました。

メダイ  
マアジ イサキ
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バナースペース

海洋土木株式会社

〒142-0043
東京都品川区二葉2-11-5

TEL 03-6426-1024
FAX 03-6426-1034