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海洋土木株式会社は魚礁・増殖礁の型枠リース会社です。

TEL. 03-6426-1024

〒142-0043 東京都品川区二葉2-11-5

調査事例 FP魚礁3.00型SURVEY

     九州地方

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北海道

木古内地区 鴛泊地区 石狩地区 松前地区 浜益地区 上ノ国地区 鬼脇地区
島牧地区 軽臼地区 積丹地区 サロベツ地区
 函館住吉地区 
礼文北部地区
 遠別地区

 北海道木古内地区 大型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.00型
造成年度 昭和55〜63
平成3年
設置水深 40〜50m
調査年月 平成5年4・5・9月

 この海域は、FP魚礁3.00型が集中設置され、直径約30m、最高部高さ12mの山積となっています。
 この調査では、クロソイ、ホッケ、エゾメバル、タヌキメバル、アイナメ等の有用魚が多数観察されました。
 4・5月調査に比べて同年9月の調査では、クロソイ、アイナメの蝟集量が増加し、個体も大型化しており、これらの魚の良好な棲息場となっていると思われます。

クロソイ
ヒラメ クロソイ
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 北海道鴛泊地区 人工礁漁場造成事業

沈設魚礁 FP魚礁3.00型
造成年度 平成2・3年
設置水深 78m
調査年月 平成6年6月

 この海域は、FP魚礁3.00型が集中設置され、直径約20m、最高部で高さ12mの山積となっています。

 この調査では、マダラ、クロソイ、ホッケ、エゾメバル、タヌキメバル等の有用魚が多数観察されました。特にホッケが非常に多く蝟集しており、高密度な漁群を形成していると思われます。

ホッケの群れ  
ホッケの群れ クロソイ
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 北海道石狩地区 大型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.00型
造成年度 平成5年
設置水深 30m
調査年月 平成11年7月

 この海域は、FP魚礁3.00型が集中して設置されています。

 調査では、タヌキメバル、アイナメ、エゾメバル、クロソイ等の有用魚種が観察されました。

 この海域は、付近に天然礁が少なく、今回観察されたほとんどの魚類は魚礁近傍で観察されました。このことから、この魚礁群の集魚効果は高く、蝟集量は今後も順調に増加していくと思われます。

タヌキメバル
タヌキメバル タヌキメバル
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 北海道松前地区 大型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.00型
造成年度 平成9・10年
設置水深 79〜92m
調査年月 平成12年5月

 この海域では、FP魚礁3.00型がまとまった形で設置されています。
 水深が深いため付着生物の着生は遅れているようですが、エゾメバル、ヤナギメバル、ハツメ、タヌキメバル、シマソイ、マダラ等数多くの有用魚類が観察されました。
 岩礁性魚類のエゾメバル、ヤナギメバル、ハツメは、数百尾の混成魚群を形成し、魚礁を取り囲む形で蝟集していました。またタヌキメバル、シマソイ、マダラは魚礁内部を遊泳しており、これらの魚類の良好な生息場となっていることが確認されました。

エゾメバル・ヤナギメバル・ハツメ  
シマソイ・メバル類 マダラ・メバル類 
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 北海道浜益地区 大型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.00型
造成年度 平成7年
設置水深 44m
調査年月 平成12年7月

 この海域では、FP魚礁は10m以上の高さを呈する乱積みになっていました。

 観察された有用魚種は、ホッケ、ソイ類、エゾメバルなどで、岩礁性の魚類が多く、ホッケやエゾメバル、クロソイの摂餌行動も頻繁に観察されました。
 ヒダベリイソギンチャクなど付着生物の着生も非常に多く、当魚礁漁場は、摂餌場・生息場として天然礁に匹敵する機能を有していると思われます。

ホッケの摂餌行動  
クロソイ・エゾメバル クロソイ・エゾメバル
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 北海道上ノ国地区 増殖場造成事業

沈設魚礁 FP魚礁3.00型
1.8m円筒型魚礁
造成年度 昭和57年
設置水深 38〜40m
調査年月 平成15年9月

 この地点では、FP魚礁が隙間無く並べられた上に、円筒型魚礁が積み重なり、強固に噛み合わさって、安定した漁場となっています。

 蝟集魚種は、ウスメバル、クロソイ、タヌキメバル、アイナメ等岩礁性の強い魚種であり、主に魚礁群下部のFP魚礁周辺で観察されました。小型のウスメバルや婚姻色のアイナメも確認でき、根付魚の増殖場としての効果が認められました。
 潮どおしが良く、かつ20年という経年を経て陰影部が確保され、根付魚には格好な環境が創り出されているためと考えられます。

ウスメバル  
クロソイ ウスメバル
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 北海道鬼脇地区 大型魚礁設置事業事業

沈設魚礁 FP魚礁3.00型
造成年度 平成13・15年
設置水深 79〜86m
調査年月 平成17年9月

 この地区では、FP魚礁3.00型が層状に積み重ねられています。調査船の魚群探知機の反応では、魚礁群の広範囲に亘る積み重なりが確認されました。

 蝟集していた魚類は主にホッケの群れで、繁殖期が近いためか、体表が婚姻色に変わった個体も観察されました。ホッケは魚礁群の周辺に発生した渦流域に集まる浮遊物を盛んに摂餌していました。また、ブロックが積み重なった箇所には、シマソイ、タヌキメバル、エゾメバルなどの蝟集も観察されました。

ホッケの摂餌行動  
ソイ類 ホッケ
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 北海道島牧地区 広域型増殖場造成事業

沈設魚礁 FP魚礁3.00型
造成年度 平成9・11年
設置水深 204〜218m
調査年月 平成19年6月

 この海域は、200m以上の大水深にマダラの増殖を主目的にFP魚礁が設置されており、海底にはクモヒトデが高密度に分布していました。

 観察されたマダラは、最初はブロック間を遊泳していましたが、ROVに気付くと、ブロック内部の下梁部に沿う形で隠れるように滞泳していました。この個体は観察中、ブロックから離れる様子は見られず、強い定着性を示していました。
 また、大水深帯を主な棲息場とするヤナギダコがブロック側面に付着している様子も確認されました。

ヤナギダコ  
マダラ マダラ
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 北海道軽臼地区 地域水産物供給基盤魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.00型
造成年度 平成16年
設置水深 48〜53m
調査年月 平成19年6月

 この海域は、大部分のブロックが集中して設置されていました。

 観察された魚類はシマソイ、クロソイ、エゾメバル、ホッケ等の有用種であり、ソイ類は潮上方向を向いて滞泳し、潮流によって流れてくる浮遊物を摂餌する様子も確認できました。また、これらの魚類はROVのライトに興味を持ったのか、時間の経過とともに魚礁群の下方から次々と泳ぎ出て、高密度な群を形成していました。
 ホッケは10数尾の群を形成し、ROVの接近で一時的に逃避するものの、魚礁群への定着性が高く、時間をおいて何度も来遊してくる様子が観察されました。

シマソイ・クロソイ  
ホッケ エゾメバル
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 北海道積丹地区 広域漁場魚礁設置工事

沈設魚礁 FP魚礁3.00型
FP魚礁3.25型
造成年度 平成14・15年
平成19〜20年
設置水深 95〜100m
調査年月 平成22年5月

 観察した魚礁群はいずれも100個以上のブロックから成り、広がりと高さを併せ持つ良好な層積み魚礁群でした。
 ブロックが積み重なることで10m程の高さと多数の陰影空間が形成されていました。

 魚礁群の内部や周囲では、シマソイ、クロソイ、エゾメバル、ガヤモドキ、ウスメバル、ハツメ、ホッケ等の蝟集が観察され、この魚礁群が陰影を好む岩礁性魚類の生態に合致した構造となっていました。

エゾメバル  
ホッケ エゾメバル
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 北海道サロベツ地区 広域漁場魚礁設置工事

沈設魚礁 FP魚礁3.00型
造成年度 平成19年
設置水深 60m
調査年月 平成22年9月

 この漁場は、泥質の海底にブロックが集中して設置されており、概ね2段に積み重なった、高さと広がりのある層積み魚礁群です。

 魚礁群の上部では、クロソイ、シマソイ、エゾメバル、タヌキメバル等、ソイ類が大規模な混成魚群を形成して滞泳する様子が多数観察されました。この他、ブロック上部にホッケが定座している珍しい生態や繁殖期が近く婚姻色となった雄のアイナメも観察されました。

クロソイ  
ホッケ シマソイ・クロソイ
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 函館住吉地区 魚礁設置工事
  
沈設魚礁 FP魚礁3.00型
造成年度 平成24〜25年
設置水深 119〜121m
調査年月 平成30年6月

 水深119〜121mの大水深の海底にFP魚礁3.00型が集中して設置され、3年前の調査と大きな変化はなく、安定した状態を維持していました。

 この魚礁群では、ウスメバル、マゾイ、クロソイ、ホッケ等が観察され、前回の調査よりも魚類の蝟集量が大幅に増大していました。
 またウスメバルが魚礁群内部から一斉に浮上して流れてくる浮遊餌料を摂餌する様子や、魚礁群側近でエゾメバルのペアが寄り添う交尾行動と思われる行動も観察されました。

ウスメバル  
ホッケ ウスメバル・マゾイ
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 礼文北部地区 魚礁設置工事
  
沈設魚礁 FP魚礁3.00型
造成年度 平成24年
設置水深 83m
調査年月 平成30年7月

 この地点では、FP魚礁3.00型が集中して設置され、魚礁群内部には多数の暗がりが形成されていました。

 調査では、エゾメバル、ガヤモドキ、ウスメバル、シマソイ、クロメヌケ等のメバル・ソイ類を中心とした有用魚種が観察されました。特にエゾメバルとガヤモドキの混成魚群が多く、魚礁群頂上部の内部や側近に高密度の群れで滞泳していました。
 魚群は魚礁内部や側近に形成される流れの緩やかになる場所で滞泳を続けており、ここを休息場や餌場として利用しているものと思われました。

シマソイ・クロメヌケ  
シマソイ ガヤモドキ
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 遠別地区 大型魚礁設置工事
  
沈設魚礁 FP魚礁3.00型
造成年度 平成5〜6年
設置水深 50〜58m
調査年月 令和1年9月

  この地点ではFP魚礁3.00型が、最大3 段積み(高さ約9m)の高さで設置され、魚礁群内部には多数の暗がりが形成されていました。
 魚礁群内部では、マゾイ、クロソイ等のソイ類、ウスメバル、アイナメ等の岩礁性魚類が観察されました。またエゾメバル・ウスメバル幼魚の混成魚群が形成され、保護育成場として機能していることが確認されました。

エゾメバル・ウスメバル幼魚  
クロソイ エゾメバル・シマソイ
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岩手県

種市地区

 岩手県種市地区 大型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP魚礁3.00型
造成年度 平成3年
設置水深 74m
調査年月 平成12年5月

 この海域では、FP魚礁3.00型がまとまって設置されており、最高部で2段以上の乱積になっていました。
 調査では、ウスメバルやウミタナゴの大規模で濃密な群れのほか、ババガレイや、大型のキツネメバル、ソイ類、エゾイソアイナメ、アイナメ等、魚礁性の強い魚類を中心とした蝟集が顕著に見られました。

 小型のウスメバルも観察され、当魚礁漁場は、生育の場としての機能も兼ね備えていると思われます。

ウスメバル  
クロソイ・エゾイソアイナメ ウスメバル・ババガレイ
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バナースペース

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