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海洋土木株式会社は魚礁・増殖礁の型枠リース会社です。

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〒142-0043 東京都品川区二葉2-11-5

調査事例 FP1.6NSURVEY

 
九州地方

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静岡県

下田地区 下田地区2 下田地区3

 静岡県下田地区 大型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP1.6N
FP魚礁3.25型
造成年度 平成17年
設置水深 36〜40m
調査年月 平成19年5月

  ここでは設置後1年程度の経年の浅い3つの魚礁群の観察を行ないました。FP1.6Nは6m、FP魚礁3.25型は10m程度に積み上がり、各魚礁群ともに回遊魚に刺激を与える高さを確保していました。
 
 観察された有用魚種は、主にムツ、イサキ等の回遊魚が中心であり、ムツは数千尾、イサキは数万尾以上の群を形成し、魚礁群を覆う様にして遊泳していました。また、両魚種ともに潮流によって流れてくる浮遊物を摂餌する行動も観察されました。

 イサキ・ムツ  
イサキ ムツ
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 静岡県下田地区 大型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP1.6N
FP魚礁3.25型
造成年度 平成17年
設置水深 36〜40m
調査年月 平成21年5月

 ここでは設置後1年程度の経年の浅い3つの魚礁群の観察を行ないました。FP1.6Nは6m、FP魚礁3.25型は10m程度に積み上がり、各魚礁群ともに回遊魚に刺激を与える高さを確保していました。
 
 観察された有用魚種は、主にムツ、イサキ等の回遊魚が中心であり、ムツは数千尾、イサキは数万尾以上の群を形成し、魚礁群を覆う様にして遊泳していました。また、両魚種ともに潮流によって流れてくる浮遊物を摂餌する行動も観察されました。

 ムツ  
マハタ イサキ
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 静岡県下田地区 大型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP1.6N
FP魚礁3.25型
造成年度 平成17年
設置水深 36〜40m
調査年月 平成22年4月

 この調査は、平成19、21年度に引き続き、3度目で魚礁群の形状はこれまでと変わらず、沈設当初の安定した乱積み形状が維持されています。
 
 観察された有用魚種は、ムツ、イサキ、マハタ、トゴットメバル、カワハギ等でした。特にムツとイサキの蝟集量は卓越しており、 1万尾以上の大規模な群れもが観察され、経年を重ねるごとに増加する傾向でした。
 ブロックの表面ではサンゴ類等の大型の付着生物が観察され、魚礁群内部の陰影空間は更に複雑化していました。

 ムツ  
イサキ イサキ
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石川県

珠洲地区

 石川県珠洲地区 漁村再生交付金事業
魚礁設置事業

沈設魚礁 FP1.6N
造成年度 平成20・22年
設置水深 8m
調査年月 平成24年3月

 ここではイワガキを対象にFP1.6Nで造成された漁場の観察を行ないました。

 平成20年度造成箇所では、魚礁上部に殻長10cm程度のイワガキが2〜3個集中して着生している様子が多数みられました。
 魚礁の上面では、ホンダワラ科等の褐藻類が繁茂しており、1m以上に生長しているものも多く、ホンダワラ科の根元にはモヅクと思われる海藻の付着もみられ、魚礁が多くの食用海藻類の生育場となっていることが確認されました。

 ホンダワラ科  
イワガキ イワガキ
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山口県

周防大島地区1 周防大島地区2 豊浦地区

 山口県周防大島地区 魚礁設置事業

沈設魚礁 FP1.6N
FP魚礁2.00型
造成年度 平成17年
設置水深 12〜18m
調査年月 平成19年2月

 ここでは漁場の中心に小型のFP1.6Nが乱積み設置され、四隅にはFP魚礁2.00型が乱積み設置されています。

 観察された魚類はメバル、マアジ、クロダイ等で、魚礁群の内部から周辺にかけて群れで蝟集していました。また、メバルが水中の浮遊物を盛んに摂餌する様子も観察されました。
 魚礁群の上層に位置するブロックには1〜2m程度に成長したアカモクや、ウミウチワ等の褐藻類が繁茂していました。

 メバル  
メバル メバル
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 山口県周防大島地区 白木地区魚礁設置工事

沈設魚礁 FP1.6N
FP魚礁3.25型
造成年度 平成19年
設置水深 45m
調査年月 平成21年2月

 ここには、FP1.6NとFP魚礁3.25型の組み合わせによる乱積み魚礁群が設置されています。

 魚礁群には、魚礁を覆いつくすほどのウマヅラハギの大群が蝟集していました。これらの魚群は、調査船の魚群探知機でも反応が確認され、画像解析により9,000尾以上と推定されました。また、ウマヅラハギに混じり、イシダイの遊泳も観察されました。

ウマヅラハギ  
ウマヅラハギ・イシダイ ウマヅラハギ・イシダイ
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 山口県豊浦地区 漁場整備事業

沈設魚礁 FP1.6N
FP魚礁3.25型
造成年度 平成18・22年
設置水深 45m
調査年月 平成23年10月

 ここでは、水深45〜50mの泥質の海底にFP1.6NとFP魚礁3.25型の乱積み魚礁群が設置されています。

 どの魚礁群においても全体を覆い尽くす程にマアジが遊泳しており、蝟集量が2,500尾以上と推定される群体も確認されました。また、魚礁群の上層ではブリやヒラマサの回遊、内部では大型のキジハタ、マハタ、イシダイ、カワハギ等の岩礁性魚類も多数観察されました。

マアジ  
イシダイ キジハタ
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徳島県

阿南地区1 阿南地区2 宍喰地区1  宍喰地区2

 徳島県阿南地区 広域漁場整備事業

沈設魚礁 FP1.6N
FP魚礁3.25型
造成年度 平成13〜14年
設置水深 63m
調査年月 平成15年3月

 この魚礁漁場は、FP魚礁3.25型の乱積み群の上にFP1.6Nを被せ、相乗的な効果を狙った配置です。
 大規模な漁場であるため、全体を把握することは困難でしたが、観察範囲では、非常に複雑かつ高さのある積み上がりとなっていました。
 観察箇所は設置後3ヶ月しか経過しておらず、付着生物が少ないものの、3,000尾程度のマアジの群れや、イシダイ、マハタ、メバルなどが観察されました。今後の経年により魚類の棲息環境が整い、蝟集量増加に期待のもてる魚礁漁場といえます。

 マアジ  
イシダイ  マアジ
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 徳島県阿南地区 広域漁場整備事業

沈設魚礁 FP1.6N
FP魚礁3.25型
造成年度 平成13・14年
設置水深 63m
調査年月 平成16年7月

 この地区ではFP魚礁3.25型を土台として、表面を小型のFP1.6Nで被覆する乱積み魚礁群が形成されています。形状は、下部空間に大きな空隙が多数存在し、上層になるにつれて小規模な陰影空間が増える構造となっています。
 
 観察された魚類は魚礁群の上部で遊泳する大型のマダイや、マアジ、ムツ、陰影部が多い箇所に潜む大型のハタ科の魚等、前回調査時(平成15年3月)と比較すると岩礁性魚類は増加していました。

 マアジ  
ムツ マダイ
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 徳島県宍喰地区 広域漁場整備事業

沈設魚礁 FP1.6N
FP魚礁3.25型
造成年度 平成16年
設置水深 75m
調査年月 平成17年11月

 この地区では大きさの異なる機種による大規模な乱積み群体が造成されています。
 魚礁群は大きく2層状に構成されており、FP魚礁3.25型が多い下層部は潮通しが良く、上層はFP1.6Nが被覆するように設置されているため陰影部が多く確保され、魚礁群全体として様々な生態の魚類に適した生息場が形成されていました。

 魚礁群は設置後1年未満ですが、上層をカンパチ、ブリの混成魚群が回遊し、内部には小型のマダイやサクラダイの蝟集が始まっていました。

 カンパチ  
カンパチ マダイ
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 徳島県宍喰地区 広域漁場整備事業

沈設魚礁 FP1.6N
FP魚礁3.25型
造成年度 平成16・17年
設置水深 66〜75m
調査年月 平成20年8月

 この地区では、大きさの異なる機種により大規模な乱積み群体が造成されており、FP魚礁3.25型が多い下層部は潮通しが良く、上層はFP1.6Nが被覆するように設置されています。魚礁群は頂上部が高さ12〜13m程度に積み上がり、全体的に台形状になってるものと推察されます。

 調査時は回遊魚の少ない盛夏でしたが、マアジ、ムツといった回遊性魚類で魚礁群の中層から上層部にかけて高密度に分布していました。

 カンパチ  
カンパチ マダイ
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長崎県

奈留地区 奈留地区2 奈留地区3

 長崎県奈留地区 地域水産物供給基盤整備事業

沈設魚礁 FP1.6N
FP魚礁3.25型
造成年度 平成14年
設置水深 39〜40m
調査年月 平成15年10月

 この地点は、FP1.6Nの乱積み魚礁群の周囲にFP魚礁3.25型が点在する、組み合わせ配置による魚礁漁場です。
 FP1.6N乱積み魚礁群は、最高部で約3段に積み上がっており、ブリやマアジ、カンパチの回遊経路となっていました。内部の小空間には、イシダイやイシガキダイ、コショウダイが遊泳しており、蝟集量は
推定で1.26kg/空m3と、良好な漁場を形成していました。
 今後は、面構造に富むFP1.6Nによる餌料環境の向上とともに、走触性が高く陰影空間を好むハタ類等の定着が期待されます。

コショウダイ  
マアジ イシダイ・イシガキダイ
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 長崎県奈留地区 魚礁施設設置工事
地域水産物供給基盤整備事業

沈設魚礁 FP1.6N
FP魚礁3.25型
造成年度 平成18・20年
設置水深 39・53m
調査年月 平成21年10月

 この地区では、集中設置されたFP1.6Nの周囲にFP魚礁3.25型が点在している魚礁群を2箇所観察しました。

 観察をおこなった両地点ともにイサキの蝟集量が卓越しており、FP1.6N魚礁群を覆い尽くすように遊泳していました。
 ヒラマサは魚礁群上部を回遊しており、時折、小魚を狙って海底付近にまで近づく様子がみられました。またその他にも、ヘダイ、キジハタ等、岩礁性魚類も多くみられ、生態の異なる様々な魚類の棲息場となっていました。

 イサキ  
キジハタ イサキ・ヒラマサ・イシダイ
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 長崎県奈留地区 魚礁施設設置工事
地域水産物供給基盤整備事業

沈設魚礁 FP1.6N
FP魚礁3.25型
造成年度 平成18〜22年
設置水深 34〜57m
調査年月 平成24年11月

 こちらは、小型のFP1.6Nが集中設置された周囲にFP魚礁3.25型が点在する配置となっています。
 調査では、クエ、マアジ、イサキ、ヘダイ、イシダイ、オオモンハタ等の岩礁性魚類を中心とした様々な有用魚種が観察されました。平成21年度に実施された前回の調査に引き続き、イサキの蝟集量が多く、魚礁群を覆い尽くすように回遊したり、内部に留まる様子が繰り返し観察されました。また、クエやオオモンハタ等、魚食性魚類の蝟集もみられました。

イサキ  
マアジ オオモンハタ
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鹿児島県

長島地区 上甑地区 出水地区

 鹿児島県長島地区 漁港漁場機能高度化事業

沈設魚礁 FP1.6N
FP魚礁2.00型
造成年度 平成14年
設置水深 36m
調査年月 平成15年12月

 この漁場は、FP1.6Nによる乱積み魚礁群を中心礁とし、これを取り巻くようにFP魚礁2.00型による小規模群体が配されています

 設置後8ヶ月であるため乱積み魚礁群の出来上がりを確認することが主な目的でしたが、オオモンハタ、コロダイ、ウスバハギ、ウマヅラハギ、カワハギなどの蝟集が確認されました。
 特に、陰影の強い小空間を好む根付魚のオオモンハタは、FP1.6N魚礁群でのみ観察されたことから、面構造を多く持つその特性によって、付着生物の着生を待たずに棲息場として機能していることがうかがえます。

 コロダイ  
ネンブツダイ オオモンハタ・カワハギ
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 鹿児島県上甑地区 並型魚礁設置事業

沈設魚礁 FP1.6N
FP魚礁3.25型
造成年度 平成14年
設置水深 53m
調査年月 平成15年12月

 この魚礁漁場は、FP1.6Nによる乱積み魚礁群を中心に、FP魚礁3.25型が数基ずつまとまって魚礁群を取り巻いている組み合わせす。
 設置後10ヶ月という短期間ですが、観察魚種は多岐にわたり、小型のマアジやネンブツダイが魚礁群を取り巻き、カンパチやブリはこれらを追って数尾で回遊していました。また大型のマアジやイサキ、ムツはFP1.6Nの内奥部から周辺魚礁間を遊泳していました。
 複雑な内部空間を有するFP1.6Nの乱積み設置により、魚礁効果の早期発現につながったと考えられます。

 マアジ・ネンブツダイ  
カンパチ ネンブツダイ
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 鹿児島県出水地区 漁港漁場機能高度化事業

沈設魚礁 FP1.6N
FP魚礁3.25型
造成年度 平成14年
設置水深 23〜24m
調査年月 平成16年1月

 この地点では、1.5m角型魚礁による群体を中心に、4隅にFP魚礁3.25型がまとまって設置されその上にFP1.6Nが積み重なって、平面的な広がりと複雑な地形変化を備えた漁場です。
 透視度の関係で厳冬期の調査となりましたが、FP魚礁による魚礁群では、マアジ、アイゴ、クロダイ、コショウダイなどが魚礁内部に入り込んで遊泳する様子が観察されました。比較的広範囲を回遊する魚類が主体ですが、今後は経年による餌料効果の向上や、陰影の多い当該魚礁漁場の配置から、根付魚の定着も大いに期待されます。

アイゴ  
コショウダイ クロダイ
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バナースペース

海洋土木株式会社

〒142-0043
東京都品川区二葉2-11-5

TEL 03-6426-1024
FAX 03-6426-1034