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海洋土木株式会社は魚礁・増殖礁の型枠リース会社です。

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調査事例 FP1.5GSURVEY




 

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秋田県

岩館地区

 秋田県岩館地区 広域漁場整備工事
(ハタハタ産卵藻場増殖場)

沈設魚礁 FP1.5G-B
造成年度 平成24〜25年
設置水深 5〜6m
調査年月 平成28年5月

 この地点はFP1.5G-B 420個が、5〜6個のまとまりで隣接して配置されており、広範囲に産卵藻場が形成されています。

 ブロック上面はフシスジモクを中心としたモク類やワカメ等の海藻に覆われており、水深の浅い箇所は特に着生量が多くなる傾向でした。
 この増殖場は、浅海域の藻場で産卵するハタハタを対象としており、今後は産卵場としての機能を発揮するものと期待されます。

 アカモク  
フシスジモク・ワカメ・紅藻 フシスジモク・ワカメ
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千葉県

飯岡地区

 千葉県飯岡地区 地域水産物供給基盤整備事業

沈設魚礁 FP1.5G
造成年度 平成15・17年
設置水深 13〜16m
調査年月 平成19年5月

 ここでは水深13〜16mの海底に設置されたFP1.5Gの観察を行いました。ブロックは約10m程度の間隔を空けて配置されていました。
 この地区は近隣の利根川からの陸水が流入するためか水中は白濁しており、透視度は常時2m前後と悪く、魚類の観察には限界に近い状態でした。
 観察された魚類はメバル、イシダイ、アイナメ等の岩礁性魚類が多く、ブロックの周辺や内部を遊泳していました。
 また、ブロック下部にはジンドウイカ科の卵嚢が産み付けられていました。

 メバル  
アイナメ ジンドウイカ科の卵嚢
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東京都

神津島地区1 神津島地区2

 東京都神津島地区 増養殖場改良事業

沈設魚礁 FP1.5G
造成年度 平成11年
設置水深 10〜20m
調査年月 平成12年3月

 この魚礁漁場は、同地域の重要魚種であるタカベを対象に造成され、波浪条件の厳しい海域に対応できるよう開発されたFP1.5Gを設置しています。

 調査は、タカベの回遊にはまだ時期が早いこと、沈設後の経過日数が短かいことから、設置状況の確認を目的に実施しました。
 ブロックは、1シーズンの冬期風浪後も安定して設置されており、メジナ科、ニザダイなどの蝟集が高まりつつあることが観察されています。

 ニザダイ  
オキナヒメジ メジナ・イスズミ・ニザダイ
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 東京都神津島地区 増養殖場改良事業

沈設魚礁 FP1.5G
造成年度 平成11年
設置水深 8〜21m
調査年月 平成13年9月

 FP1.5Gは岩礁・礫地帯に設置されており、過去2回の調査時と配置状況に変化はなく、安定した状態を保っています。

 今回の調査では、この漁場の対象魚種であるイサキの群れや、シマアジ、カンパチ等回遊性の高い魚類が多く観察されました。また、イシガキダイ、メジナ、ブダイ等の岩礁性魚類も観察され、幅広い生態の魚種が蝟集し、今後は天然礁に遜色ない効果を発揮すると考えられます。
 魚礁表面には、トサカノリ、テングサ科、アオサ科等の有用海藻が繁茂して
いました。

 シマアジ・メジナ  
カンパチ・シマアジ・イサキ オキナヒメジ・ツノダシ
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鹿児島県

山川地区

 鹿児島県山川地区 県単漁場施設整備事業

沈設魚礁 FP1.5G
造成年度 平成26年
設置水深 36〜40m
調査年月 平成28年11月

 ここでは、FP1.5Gがやや勾配のある海底に2〜5m程度の間隔を空けて平面に配置されていました。

 ブロックの経年は浅いものの、岩礁性魚類を中心とした22種もの魚種が観察されました。
 クエや大型のヤイトハタ、オオモンハタ、キジハタといったハタ類は、ROVのストロボ光に反応してブロック深部へと逃避するものの、観察中ブロックから離れることはなく、強い定着性を示していました。

ヤイトハタ  
オオモンハタ キジハタ
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バナースペース

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